20代~30代のキャリアを考えるブログ

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本当に時給が高い業界と働き方を考えてみた。時給が高い仕事は何?

ワークライフバランスが叫ばれている昨今、QOL(Quality of Life)が重要視されてきた。その一つの指標として、時給あたりいくらもらっているかという点を気にする人が増えてきているような気がする。時給の高い仕事は何があるのだろうか考えてみた。

収入パターンを4パターンに分けて考えてみる

1.残業代がほとんどない会社

2.20~50時間未満の残業がある会社

3.実際は100時間程度の残業をしているが、50時間程度しか残業申請していない会社

4.年棒制の会社

上記の4パターンで年収について考えてみよう。一日の労働時間は8時間、一か月の労働日数は22日としておこう。なお、同じ会社でも部署によって全然違う点だけ考慮していただきたい。年代は社会人3,4年目あたりで想定しておく。マネージャー、課長クラスになると残業時間を最も自分で調整しているので実態を調べるのが難しいので若手を想定する。

1.残業代がほとんどない会社

残業代がほとんどない会社とは一日8時間で全員の仕事が終わってしまうホワイト企業だ。このようなホワイト企業を見つけることは非常に大変だ。強制的に仕事が早く終わってしまう仕事と、効率化がなされて個々人の仕事の負荷が高くない場合がある。例えば、金融機関で日本株のトレーダーをしていたら、マーケットが閉じたら仕事がなくなるため早く帰れる。銀行の支店も閉まる時間が決まっているためそれまでに仕事を終わらせないといけない。銀行の場合は、開店から閉店の時間が8時間は余裕でこえるので残業にはなるが。また、大手のメーカーで新卒を過剰とも思えるほど新卒を採用している会社は新人にそれほど仕事が降ってこない。よって、定時に帰れる会社も少なくない。大手のIT、製造系の企業ではある。子会社がブラック企業と言われている富士通ですら、親会社の方が仕事がなくて暇をしている人もいるのだ。

残業代がつかないため、年収は20代中盤で400~500万円程度になる。そのため時給換算すると1800~2300円程度だ。

 

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2.20~50時間未満の残業がある会社

残業時間がつく場合だ。深夜残業もなく、実態残業をほぼ全部つけているイメージだ。一日2時間くらい残業して、10時間くらい働くイメージだ。20時ごろには会社をでることができる。そのため、給与もそこそこでており、550~700万円くらいになる。この場合、40時間残業と仮定しよう。このような会社では、当然ながら残業分、年収も高くなるし、時給も高くなる。

このような業界としては、銀行や、ソニー、トヨタ、三菱重工等のメーカーが挙げられる。出版社等でもごく一部このようなホワイト企業がある。

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3.実際は100時間程度の残業をしているが、50時間程度しか残業申請していない会社

残業時間を少なく言う場合は3つある。

a)残業時間が会社として上限が決まってあり、暗黙のうちにその時間以上を申請することができない場合。

会社のこのような悪しき慣習があれば、何時間働こうが、50時間の残業となる。商社や一部の広告代理店ではこのようになっている。総合商社ではたまにめちゃくちゃ働いている人もいるのだ。

b)働きすぎている人は仕事ができない人とみなされる。

外資系企業ではたまにある。あれだけ働いてこれだけ?と成果に対して疑問をもたれる。いつも早く帰って仕事をこなしている人は成果があると見なされる。そのため残業時間を低く申請した方が出世につながることがある。これも実態を反映していないのでよくないのはおわかりだろう。

c)プロジェクトの関係上残業時間の予算がない。

お客様からお金をもらってやるプロジェクト型のビジネスの場合、予算が決まっているため残業時間が制限されることがよくある。100時間程度の残業だと、1日5時間近い残業だ。残業時間の制限はやむを得ず起こるため申請しても認められない。残念だ。パートナークラスが高い単価で仕事をとってこれないから、ジュニアが辛い思いをするのだ。20代中盤で、600~750万円くらいが年収になってくる。 

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4.年棒制の会社

戦略コンサル、外資系投資銀行がこれにあたる。ただし、戦略コンサルと外資系投資銀行では年棒と、労働時間が違いすぎるため、別々に比べたい。トップ戦略コンサルの3~4年目で年収1000万円~1200万円、毎日労働時間は15時間程度と仮定、外資系投資銀行では投資銀行部門所属で2000万円~2500万円くらいだと仮定しよう。タイミングとボーナスによってはもっともらっている人もいる。労働時間は18時間と仮定する。コンサルは週末勤務時間が一週間あたり、8時間、外資系投資銀行では、16時間だと仮定する。そのため、平日換算で、一日あたり戦略コンサルは1時間、外資系投資銀行は2時間プラスして計算する。

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どの会社で働くべきか?

1~4を比較してみた。時給換算すると、外資系投資銀行がよいことがわかった。4年目あたりで外資系投資銀行はアナリストからアソシエイトに昇進するため時給がよくなる。コンサルは高給とイメージをもたれ、合コンで女の子たちから全額おごらされようとするが実はそんなことはないのだ。またBig4やアクセンチュアくらすだと3,4年目で1000万円をいくことはないため、総額は少ない。

コンサルは、近年労働時間が少なくなってきているのでもう少し時給換算するとよくなっているかもしれない。

2)の安定してそこそこ残業時間もあり、給料がもらえて、クビになりにくいため2)は素晴らしい環境かもしれない。

そのため通常の高学歴人材が働くには2)がよいだろう。残業時間がきちんと申請でき、それなりに暇ではない会社だ。このような会社は意外に少ないのが現在の日本かもしれないと思うが、大企業を分類してみたところ、2が一番多い気がしてきた。そうなると日本の労働環境はいいのでは?と勘ぐってしまう。しかし、ご存知の通り日本の労働環境は良くないだろう。

刺激がないと無理な方は年棒制の外資系企業に行こう。

理論上いい会社を悪い会社にしている理由

時給がいいはずなのにどうも息苦しくしているのは何だろうか。考えられるのは、上司や部署内での飲み会、会社の運動会やイベントといった時間外のイベントに拘束されてしまい、労働時間以上に会社に拘束されている。本来はこういったものも労働時間と呼ぶべきか、もしくは気を使わなくていい楽しいイベントにすべきなのであるのだが。 

残業時間がなさすぎる会社も高学歴の若者を苦しめている。

アクセンチュアをはじめとするコンサルティング会社を見ていると、大手のメーカーから多くの人間が転職している。彼らは仕事ができないどころかむしろ社内で優秀と見える部類だ。その中で、なぜ転職しているか聞くと、会社がホワイトすぎてつまらなかった。いつも定時にあがりすぎて成長している実感がわからなかったという。このような層を受け入れる場所が昔はなかったが、今は気軽にコンサルが受け入れてくれるのでコンサルに優秀な若者が流れていってしまっている。その一方、優秀な若者が流出する、東芝やシャープに未来はない。若手世代で東芝、シャープ出身の現役コンサルタントも少なくないのだ。優秀な人材は会社にしごみつこうとせず、踏み台として成長したいと考えている。

そのため定時帰りもよくないという、贅沢なわがままがでてくるのだ。会社を経営する側としても難しいだろう。

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今日は以上だ。