20代~30代のキャリアを考えるブログ

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パラレルキャリアの危険性

パラレルキャリアというものが流行っているようだ。パラレルキャリアとは本業以外でも何かの道を究めていこうとするものだ。しかし、このパラレルキャリアに関して警鐘を鳴らしたい。特に若い世代のパラレルキャリアについての疑問を提起したい。

パラレルキャリアを求めるようになる若者

パラレルキャリアを求める傾向が高まっているが、20代の、それも1,2年目からパラレルキャリアと言っている人に関してはやや疑問を持つ。仕事で一流になりたい、そういう若手が多い一方、パラレルキャリアを考えている、また、本業以外に副業をしたいという。仕事をお金を稼ぐ手段や、最低限の生きがいを見つける、社会に必要とされればいいと思っているのであれば問題ないが、仕事でとにかく一流へ、会社のトップに上り詰めたいなどと考えている人がパラレルキャリアを歩みたいというのは間違っているのではないかと問いたいところだ。

何もパラレルキャリアを否定するわけではないが、プロフェッショナルファームで働く人は、朝から深夜まで、そして土日も働いて自己成長を求める人が多い。飲食店のブラックシフトのように決して強制的に働いているわけではなく、とにかく成長を、とにかく成果をと求めるために働く人こそが成長し、一流のビジネス人になれるであろう。

成長したいと投資銀行にいる人が、21時には帰宅して、別のことを求めるというと首をかしげるだろう。 

パラレルキャリアを目指すタイミング

プロフェッショナルファームで働いている方は、ある程度昇進し、マネージャー以上、VP以上になってくるとNPOやサイドビジネスに精を出すのはよいだろう。若い間に一生懸命働き、貯金ができているためこれまでとは別のことをきわめていきたいということもあるだろう。何かの分野でトップアマチュア選手として極めることもできるだろう。貯金ができてはじめて本業以外のキャリアを求めるのが人生設計としてよい。

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というのも中途半端なコミットで本業にのぞんでいると出世が遅れてしまい、給与も上がらず、また下のポジションであり続けてしまうと労働時間が短くなるポジションに一向にならならい。

出世をあきらめているとなった地点で、一日の時間を占める本業の労働時間が非常につまらない時間となる場合が多い。

若い間からパラレルキャリアを目指すことが悪くない例

もし仮に、残業がほとんどできず労働時間も短く、成長機会がない場合もあるだろう。転職をしようにも今の会社よりも待遇がよくなることが難しいことが分かっていたらなかなか転職もできないだろう。その場合は、パラレルキャリアを目指して、何か別のことに打ち込んでもいいのではないだろうか。

残業ができず、労働時間が短い環境でも、(社員全員が同条件であれば)その範囲内で成果さえ出せばその会社やその業界で一流にはなれるはずなので出世欲や高い給与の獲得は実現できる。時間もたくさんあまっているだろうから他のことに打ち込んでいいだろう。

さて、ここまでの話をまとめると労働時間が長くないと一流になれない業界で働いている場合は、若い間はとにかく仕事に打ち込むべきで、労働時間が長くない業界、会社で働いていれば仕事以外に時間が余ったらパラレルキャリアでほかのことを目指してもいいだろう。結論として、本業に時間を十分注いだうえで余ったら二つ目のキャリアを目指すことを考えてほしい。

本日は歯切れが悪くなったが今日は以上とさせていただく。

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