20代~30代のキャリアを考えるブログ

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「ノルマ」は成長のためのドーピング薬だ

ノルマという言葉を聞くだけでノイローゼになるくらい追い詰められている人もいるだろう。しかし、ノルマの素晴らしさを今回は話していきたいと思う。

ノルマの是非

昔は、成績表が張り出されることが当たり前で同級生に順位がつつぬけだった。私も大学時代は全員の成績が順番に読み上げられ、否応無しに優劣が多くの前でさらされ最後まで呼ばれない人間はバツの悪い感じで席に座っていたことを覚えている。

一方、現代は、順位が張り出されることもほとんどなく、自分の正確な順位を知る機会が減ってきたと聞く。 昔は、ノルマと達成率が張り出され成績の悪かった人は会社に居づらく毎日胃を痛め胃薬が手放せないという人もいた。

現在はもちろんノルマのある会社も残っているが、営業内で競わせ、結果のでない人は否応無しに罵られるという事が減っていった。

労働環境改善という観点において素晴らしいことだが、ノルマのあった大企業がノルマを大々的に押し出す風潮がなくなっていくと個々の成長という観点でもったいないという思いがある。

大企業で成長しなくなる人たち

多くの大企業では営業部門が存在する。また大企業では、人が十分にいるためあなたが明日から会社にこなくなったとしても全く問題ない。補充がすぐに行われるのだ。こういった環境から圧倒的当事者意識がなくなってしまい、成長がストップしてしまうのだ。

十分な給料と重厚な福利厚生と圧倒的な社会的知名度による承認欲求の充足(最後は主に男性)によって成長よりも安定した今に満足してしまう。本ブログでもなんどもこういった問題に言及している。

しかし、ノルマという存在は、強制的な成長を生み出す。全く、結果が出ていない人たちに対してノルマが出ていないという事実が突きつけられるだけで、なんとか結果を出そうとする人がほとんどだ。

某大手のIT企業で「営業は体育会系ばかりで脳みそを使わないバカ」と投げかけている内勤の人をみたことがあるが、脳みそを使っていないと見せかけて、脳みそをフル回転し圧倒的成長をしている中、内勤は楽なためのんびりと作業し1日を終えて市場で評価されるスキルが全く身についていないということを目にした。

ノルマが人を成長させる

ノルマのある営業は足を運び、痛い目にあって体で覚えているため、一つの事象から学びとる量とスピードは圧倒的に多い。数字がすべてを物語ってしまうため、多くの営業マンが必死になるのもうなづけるだろう。

数字に終われ、常に必死にやっているからこそ強制的にがんばれる環境は見方によっては素晴らしいわけだ。

当の本人たちはそんなことを考える余裕もないだろうが。内勤は何が成果となって何によって評価の優劣がついているかわかりにくい。

営業は数字の差が評価の差であるため勘違いするやつが少なくなる。もちろん圧倒的に仕事ができ数字がとれる人にとっては、ノルマ達成後はさぼっても怒られないのでこれほど楽な仕事はないと思う。

しかし、そう思えるのはほんのごく一部だけで残りの大多数はがんばりつづけるのが常だ。

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成長ができないと思ったらノルマを求めよう

もし、成長できる環境に行きたかったら、ノルマのある営業に身を投じればよい。多くの場合厳しい営業場所は給料もいいので転職して結果の出た人にとっては天国だ。

一方、結果が出なかった人にとっては最悪だ。外資系は会社によっては完全成果主義のため数字のでていないひとはインセンティブがもらえず給料が全くもらえないという事態にもなっている。

プルデンシャル等は成果に応じて給料が大きく変わる代表例といっても過言ではないだろう。日系の証券会社や商業銀行は結果が出る人とそうでない人が明確になりその後のキャリアパスは大きく変わるが待遇面で大きな変化は若いうちは発生しない。

ぜひ、今のぬるい環境を出たい人はノルマを求めて旅立つといい。

厳しい環境下で生き抜いているあなたへ

仮に現在、非常に厳しいノルマを毎月背負い、苦しく追い詰められている中で限界が来た時は転職してよいだろう。

また次はノルマのある会社に行きたくないだろう。そういった方向けの営業求人はたくさんあるのでぜひ探してほしい。 厳しい環境下で営業をしてきた人は他社で歓迎される。結果へのコミット精神が尋常じゃないくらい桁違いなのだ。

あなたが日々のプレシャーのかかる営業の中で結果がでていなかったとしても苦しみもがきながら一生懸命やっている中で、営業に対する姿勢が形成されその姿勢というのはどこにいっても通用するのだ。

つまり、一生懸命やることは後々の人生に大きくプラスになるので今奮闘している方は引き続きがんばってほしい。

厳しい会社で営業をしてきた方は、【BIZREACH(ビズリーチ)】DODA といったサイトで求人を探してみよう。あなたを求めている求人が意外と多いことに気づくはずだ。