通勤時間を1時間半以上かかっているという人を目にする。通勤時間は無駄ではないかと思い筆をとってみた。通勤時間は短いにこしたことがないと考える。
コンサル、投資銀行、弁護士などプロフェッショナルファームに所属する方たちはオフィスの比較的近く(タクシー15分圏内)に住む人が若手の間はほとんどだ。今回は賃貸の人を対象に書いている。
通勤時間に起因する疲弊具合をまずは解消すべき
転職の相談を受けていると、それほど働いていないにも関わらず疲弊していて仕事がつらいと話を聞く。
もう少し詳しく状況を聞いてみると、通勤がストレスだという話がでてきた。上司にも問題もなく、仕事も楽しいにも関わらず通勤距離が遠すぎて余計なストレスがかかってしまっているのだ。
通勤のストレスは想像以上で満員電車での衝撃や圧力が体力をうばい心身が疲弊する。こういった状況に陥っていたら解決策は一つで引っ越すしかないだろう。
お金がない、家族がいるから、といっていつまでも行動しなかった人で体調を崩してしばらく休暇せざるを得なかった人を知っている。それほど通勤時間でのストレスはストレスフルだしぜひ対処してほしい。
通勤における満員電車は苦痛以外の何物でもない
満員電車は苦痛以外の何物でもないだろう。朝のJR、東急東横線、東京メトロは乗ったことがある方はわかるだろうが非常に混んでいる。
汗臭いおじさん、痴漢が手を出しそうな露出度の高い若い女性、音楽を聴いて近寄るなオーラを出す若者と多様性に富んだジャングルがそこには広がっている。見るからに苦痛を与えるのは言うまでもないだろう。
そのため通勤時間は30分以内でおさめることがのぞましい。電車が混んでいない時間帯に必ず出退勤ができることや、グリーン車を毎日利用できる状況であれば問題はないだろう。
グリーン車はお金はかかるがお金で勉強する時間と安心した環境を買えるという点で素晴らしいと思う。以前、慶應大学の学生でグリーン車を頻繁に利用する方がお金を使って勉強時間を確保していると聞いて感心した。
家賃が都心は高いが対処しようがないのか
都心に引っ越せばよいのにと話しても引っ越せない理由が家賃だ。都心と23区外や埼玉、神奈川で2~4万円は賃料に開きがあるだろう。年間に換算すると20万円~50万円の差がある。
しかし、この20万円から50万円というのは払えない金額だろうか。本ブログの読者としている20,30代は成長の機会であるため時間を生かして将来成功してほしいと思っている。通勤時間が往復2時間短縮されたら一か月で、60時間、年間で720時間が余計に浮く。
この時間を生かせば何かのスキルを磨き別の稼ぎ方も得ることができるだろうし、英語の勉強でもして出世することもできるだろう。
個人的に若い人に伝えたいのは数十万の投資で快適な時間が得られるというのは素晴らしいことだと伝えたい。
お金とストレスと通勤時間と
お金でストレスを正しい方向で減らすことができるなら引っ越すべきだと思う。通勤時間が短くなればストレスが減る。
その一方、千葉や埼玉から港区に引っ越すと、余計なお金を使い始めお金がなくなることも気を付けてほしい。
まず何よりも優先すべきことは健康なのだ。よって健康のために限りあるリソースをどう使えばよいかは賢明な読者なら容易に想像がつくことだろう。
タクシー代の高さ
都心に住んでいるとタクシー代が安い。基本的に終電も遅くまであるのでタクシーに乗る必要もない。
私は山手線上の駅に住んでいるが1時過ぎても終電があるため遅くまで飲んでも200円足らずで帰宅できる。
一方、お金がないからと都心から離れたエリアに住んでいる人たちは、タクシーをよく使う傾向にある。終電も早くなくなってしまうためタクシーで帰るが、6000円、1万円と平気で使っている。
月にタクシー代に2万円以上使っている人がいたら引っ越したほうが確実によいだろう。タクシーの使い過ぎは支出の大きさを意外としめているので気を付けてほしい。
憧れは一瞬で終わる
~に住みたいと憧れで述べて、引っ越すがすぐに飽きる人がいる。吉祥寺は人気で引っ越すが中央線の混雑さに嫌気がさしてすぐに引っ越したくなっている人を非常に多い数を見てきた。
吉祥寺はいい街だが、通勤には向いていない。遊ぶところも意外にすぐ制覇できてしまう。また駅間隔も長いため気軽にほかの駅に徒歩では行きづらい。
エリアは大事
さてどのエリアに住んでいるかよく話になるだろう。都心にはやはり優秀な人やお金を持っている人がいるので何かの出会いで仲良くなったときに別の機会につながりやすい。
デートはしっかり日時、場所を決めるが、ふとした飲み会などは近隣の人とだとやりやすいだろう。
そのためほかの人が住んでいるエリアに住むのはいい戦略だ。
https://bulk.co.jp/theblog/daisukewatanabe/04208118
面識はないが、上記のリンクの記事を書いているサイバーエージェントの渡邊大介さんという方は恵比寿の良さを語っているのでご一読してほしい。
イケメンに限らないと書いているがこの方は写真を見る限りイケメンなのでこの言葉に説得力がまるでない点にだけ注意してほしい。
恵比寿南は渋谷と民度が変わらないと書かれているが、個人的に好きなので検討してほしい。家賃は高い。
想像以上に問題な保育園
引っ越しにおいて保育園問題は深刻化している。子供の保育園が決まらず引っ越しをする人が現実にいるのだ。
保育園が埋まっておりなかなか入れないのだ。この少子化のご時世に保育園問題が起きているのはなんともやるせない。
配偶者や子供がいる状態では、動けなくなるのでその点は同情するが、都心に住むことはメリットが大きいのでおすすめだけしておきたい。
3~4人暮らしだと簡単に引っ越しもできないのでここではこれ以上言及はしない。
生活コストは本当に大きいのか?
都心に住むと生活コストが上がるという人がいる。だがスーパーにいけばわかるがそんなことはまったくない。
成城石井が家の隣にあった時もあったが、成城石井には全く行かなかったしスーパーはどこにだってある。恵比寿にも神楽坂にも、代官山にも、白金にも、麻布十番にもそこそこ安いスーパーはある。
たしかに数十円高いと感じるが一か月で見ても数千円に収まる差額だ。ほかに見直すべきところがあるため、生活コストの差はエリアによって誤差に感じる。松屋や吉野家はどこにでもあるだろう。私はファイナンシャルプランナーではないのでこれ以上は言及しない。
時間をお金で買う概念
学生のうちに時間をお金で買う概念を身に着けてほしい。お金である程度解決できることもあるため数千円、数万円でなんとかなるのであれば積極的に利用してほしい。多くのプロフェッショナルファームはお金を払って生産性を高くしようとつとめている。
社員一人のコストが高いためその意識がかなり高いように感じる。移動にタクシーを使うことや、食費の補助を出して出前をとりやすくする環境、オフィス内にカフェを設けてビルの外に出る時間を短縮する環境といったサポートがあつい。
社内にいると気づかないが、日本の一般企業からするとかなりコスト意識を感じる。日系企業は寮を都心からかなり離れたところにもっており通勤時間やタクシー代で疲弊させている印象をもっている。無駄を感じる。
引っ越しをしよう
あれこれいったが、今の状況に苦しんでいたのであれば積極的に引っ越そう。引っ越しコストは最初は高いが、現在の契約更新のタイミングで支出がどうせ発生するのであれば引っ越してみてほしい。
ストレスが大きく軽減されるはずでありますし、新しい発見もあるはずだ。不動産業者の広告みたいになったが私は若いころは5年間に5回引っ越していた時期もあるくらい引っ越しによって新しい環境で面白いことを吸収してきたからおすすめしたい。
安い引っ越し方法も研究しできるだけコストをおさえるようにつとめてきた。ちなみに不動産会社と交渉したら初期費用はかなりおさえることができる。2,3月の引っ越しを避けると交渉はある程度きく。
引っ越しと転職
転職をして通勤時間が長くなりそうなら迷わず引っ越ししよう。引っ越し費用を補助してくれる会社もあるので転職する際は事前に調べよう。特に転職直後はとにかく働く必要があるので家の近くにいることはかなりメリットになる。
やる気を見せる意味でも近くに引っ越して仕事にコミットすることを若い間はすすめたい。ポジションがあがって早く帰れるようになったら湘南に住んで、サーフィンを楽しみながら通勤をしてもよいだろう。
転職エージェントは何故か物件、引っ越しに詳しい
最後に転職の際に転職エージェントに引っ越しの話をするとよい。なぜだか知らないが転職エージェントは不動産にやたら詳しい。
個人でやっているエージェントは引っ越し経験があるのか、不動産を所有しているのか知らないが引っ越しや街事情を教えてくれる。かつて人材業に入る前は、引っ越しの相談をよくしていた。
転職の相談をせずに街の状況を解説してもらったことがあった。私が変わっていたのかもしれないが。
興味のある人は、【BIZREACH(ビズリーチ)】にいる個人でやっている転職エージェントに聞いてみよう。 今日はいつもと趣が違ったが以上だ。