20代~30代のキャリアを考えるブログ

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メガバンク出身で経営者として活躍する16人を調べてみた

メガバンクは毎年就職人気ランキングで上位にランクインし、大量採用を行っている。一方で離職率が高いことで知られていたり、各行フィンテックによる人員削減のニュースが流れたりと、退職後のキャリアは各人にゆだねられる。今回は、メガバンクで勤務経験がある起業家を取り上げましたのでごらんいただきたい。

メガバンク常務から老舗IT企業の再生に抜擢された経営者

氏名: 白石晴久
出身大学:
東京大学工学部
ハーバード大学経営大学院(MBA)
当時の肩書:
富士ソフト株式会社 代表取締役社長
職歴:
第一勧業銀行(みずほ銀行)

コメント:
東京大学工学部を卒業後、コンピューターユーザー側の企業への就職を希望し、第一勧業銀行へ入行。ハーバード大学でMBAを取得し、帰国後は支店で法人営業に従事。その後、人事や経営企画の部署を経験し、銀行統合のさいにはシステム面でも大きく貢献した。常務取締役に就任するも老舗IT企業の再生のため富士ソフト社長に就任した。
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銀行員時代の米国留学を機に起業を志した日本を代表する経営者

氏名: 三木谷浩史
出身大学:
一橋大学商学部
ハーバード大学経営大学院(MBA)
現在の肩書:
楽天株式会社 代表取締役兼社長
職歴:
日本興業銀行(みずほ銀行)

コメント:
一橋大学で金融論を専攻し、体育会テニス部の主将を務めた。卒業後は日本興業銀行(みずほ銀行)に入行。その後、ハーバードのビジネススクールへ行ってMBAを取得。アントレプレナーシップの考えに出会い、起業を考え始める。帰国後は企業金融開発部でM&Aのアドバイザリー業務に従事し、1996年に起業した。楽天市場を最初に手がけ、現在は旅行、金融、エネルギーといった幅広い分野に進出し、多方面に事業を展開。MVNO事業にも参入した。
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メガバンク常務出身 不動産に強い経営者

氏名: 水谷和夫
出身大学:
京都大学経済学部 


当時の肩書:
代表取締役社長 代表取締役社長
職歴:
三和銀行(三菱東京UFJ銀行)
東洋不動産
コメント:
京都大学経済学部を卒業し、三和銀行(三菱東京UFJ銀行)に入行。1999年には常務執行役員を務める。翌年東洋不動産の社長に就任。その後ミサワホーム副社長執行役員、ミサワホールディングス副社長を経験。不動産業界の知識と資本政策や金融などの知識を合わせ持っていることを評価され、ミサワホームホールディングスの社長に抜擢された。
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銀行での変わった経験が生かされたディベロッパー社長

氏名: 佐久間一
出身大学:
東京大学法学部 


当時の肩書:
東京建物株式会社 代表取締役社長
職歴:
富士銀行(みずほ銀行)

コメント:
東京大学法学部を卒業し、富士銀行に入行。1998年には取締役に就任する。2003年に東京建物常務に就任し、副社長を経て2012年に取締役社長に就任。銀行本店での店舗の出店計画を練る部署の経験などが不動産業に生かされている。
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行員時代の海外経験を強みにするゲーム会社社長

氏名: 君島達己
出身大学:
一橋大学法学部 


現在の肩書:
任天堂株式会社 代表取締役社長
職歴:
三和銀行(三菱東京UFJ銀行)

コメント:
一橋大学法学部卒業、三和銀行に入行。本部広報部やニューヨーク支店で勤務した。2000年に任天堂に出向し、ポケモン取締役やポケモンUSA社長を経験。海外経験を買われ米国任天堂社長に就任。本社統括本部長を経験し任天堂社長に就任した。
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外資系ファンドの買収を機に社長に躍り出た経営者

氏名: 飯田隆也
出身大学:
関西学院大学経済学部 


当時の肩書:
株式会社TASAKI 代表取締役社長
職歴:
住友銀行(三井住友銀行)

コメント:
関西大学経済学部卒業後、住友銀行(三井住友銀行)に入行。田崎真珠に移ってからは経営企画室長や管理室長を務めた。田崎真珠が外資系ファンドMBKパートナーズの傘下入りを決め、その際に執行役員から社長に昇格した。
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在学時に行っていたシステム開発を形にして起業

氏名: 市岡亮大
出身大学:
首都大学東京経営学部 


現在の肩書:
株式会社MUGENUP 代表取締役
職歴:
三井住友銀行

コメント:
大学在学時からシステム受託の会社を設立し、システム啓発に従事していた。卒業後三井住友銀行に入行し法人営業を経験 する。その後フリーランスエンジニアへ転職し、2011年に株式会社マッシュアップを設立。代表取締役に就任した。

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米国の小さなコーヒー店を日本に輸入した経営者

氏名: 松田公太
出身大学:
筑波大学国際関係学類 


当時の肩書:
タリーズコーヒージャパン株式会社 創業者兼代表取締役
職歴:
三和銀行(三菱東京UFJ銀行)

コメント:
1990年、筑波大学卒業後三和銀行に入行。国内支店勤務を経験し退行。1997年に米国「タリーズ」の経営者から日本での独占営業権を得て、銀座に1号店を開店する。1998年にタリーズコーヒージャパン株式会社を設立し、代表取締役に就任した。現在は退任して参議院議員などを経験している。
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IT×鮮魚 物流会社を起業した経営者

氏名: 松田雅也
出身大学:
京都大学法学部 


現在の肩書:
八面六臂株式会社 代表取締役
職歴:
UFJ銀行
G−mabile
コメント:
京都大学法学部を卒業後、UFJ銀行へ入行。2年で独立系ベンチャーキャピタルへ転職。取締パートナーを経て、エナジーエージェント株式会社を設立し代表取締役就任、これが現在の八面六臂株式会社になる。その後G−モバイル株式会社の取締役をし、事業の拡大に成功した。現在は辞任し、料理人向けのインターネットコマース事業八面六臂サービスをスタートした。

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投資業務を活かしてベンチャーキャピタルを創業

氏名: 田島聡一
出身大学:
大阪大学工学部 
現在の肩書:
ジェネシアベンチャーズ 代表取締役
職歴:
さくら銀行(三井住友銀行)
サイバーエージェント
コメント:
大阪大学工学部を卒業し、三井住友銀行に入行。個人向けローンなどのリテール業務から、中小・大企業融資、シンジケーションや債権流動化など企業の資金調達に関わる業務を経験した。その後、サイバーエージェントに入社。金融メディアビジネスの創業やベンチャーキャピタリストとしての投資業務などを行い、サイバーエージェントの子会社の代表取締役も務める。サイバーエージェント本社の代表取締役も経験し、現在は株式会社ジェネシア・ベンチャーズを立ち上げ、代表取締役をしている。

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日本銀行出身の経営者

氏名: 中山泰男
出身大学:
東京大学法学部

現在の肩書:
セコム株式会社 代表取締役社長
職歴:
日本銀行

コメント:
東京大学法学部卒業後、日本銀行に入行。名古屋支店長や政策委員会室長、総務人局を経験する。その後セコムに特別顧問として入社する。常務取締役を経て代表取締役社長に就任した。
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半導体の研究開発を行う会社を起業

氏名: 呉文精
出身大学:
東京大学法学部

現在の肩書:
ルネサスエレクトロニクス株式会社 代表取締役兼CEO
職歴:
日本興業銀行(みずほ銀行)
GEキャピタルジャパン カルソニックカンセイ
コメント:
東京大学法学部を卒業し日本興業銀行へ入行。銀行からGEキャピタルジャパンに転職した際に米ゼネラルエレクトロニックのジャック・ウェルチ氏に出会い、経営者として生きることを決めた。GEフリートサービス社長やカルソニックカンセイ社長を経てルネサンスエレクトロニクス社長に就任。
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知識・経験を売買するサービスを開始した起業家

氏名: 南章行
出身大学:
慶應義塾大学経済学部
オックスフォード大学院(MBA)
現在の肩書:
株式会社ウェルセルフ 代表取締役
職歴:
住友銀行(三井住友銀行)
アドヴァンテッジパートナーズ
コメント:
慶應大学経済学部を卒業後、当時の住友銀行(現三井住友銀行)に入行する。運輸・外食業界のアナリスト業務を経て、アドヴァンテッジパートナーズに転職。この間に英国オックスフォード大学に留学してMBAを取得。MBAの学位を取得後、日本に帰国しNPO法人ブラスビートとNPO法人二枚目の名刺を立ち上げ運営に関与している。現在は株式会ウェルセルフの代表取締役。
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副頭取からビール会社に転身しトップ企業へ押し上げた経営者

氏名: 樋口広太郎
出身大学:
京都大学経済学部

当時の肩書:
アサヒビール株式会社 代表取締役社長
職歴:
住友銀行

コメント:
京都大学卒業後住友銀行に入行。頭取候補として秘書役などの仕事に就いた。副頭取にまでなるが、当時経営不振だったアサヒビールへ転じる。アサヒビール社長としてはスーパードライを発売し、毎年業界3位だった会社をトップ企業に押し上げた。
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ミドリムシに注目した起業家

氏名: 出雲充
出身大学:
東京大学農学部

現在の肩書:
株式会社ユーグレナ 代表取締役
職歴:
三菱銀行(三菱東京UFJ銀行)

コメント:
東京大学卒業後、東京三菱銀行に入行する。銀行員として働く傍ら在学中からおこなっていたミドリムシの研究を進め、事業化を目指した。銀行を退行後、株式会社ユーグレナを創業。日本ベンチャー大賞内閣総理人省を受賞するなど、事業は軌道に乗っている。
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出向後に経営者として活躍

氏名: 高須武男
出身大学:
早稲田大学政治経済学部

当時の肩書:
株式会社バンダイナムコホールディングス 代表取締役社長
職歴:
三和銀行(三菱東京UFJ銀行)

コメント:
早稲田大学を卒業し、三和銀行に入社。ロサンゼルス支店長、出向後のKDDI営業本部長などを経験したのちにバンダイに転じる。3年後に社長に就任した。
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編集後記:

いかがだっただろうか。メガバンク出身起業家には大きく2パターンあると言える。1つは銀行内で定年近くまで勤め上げ、関係会社に出向して経営者になる操業経営者。そしてもう1つが若くして退行し、銀行での経験を活かし事業を立ち上げる創業経営者だ。
また、離職する人が多いメガバンクだが、離職後も上記のように活躍しているケースは多く見られた。これらをキャリアを考える上での参考にしてもらいたい。

銀行等から転職するならすぐに動いたほうがよい。実際に役員クラスに登れるのはごく少数なので残れる自信のある人だけ銀行で生き残っていってほしい。銀行員の方は、ビズリーチを特に利用してすぐの転職じゃなくともキャリア情報を調べてほしい。

今日は以上だ。