20代~30代のキャリアを考えるブログ

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転職エージェントについて気を付けてほしい点と選び方

転職活動をするときに見てほしい。転職エージェントについて気を付けてほしい点と選び方についてまとめた。

どこの転職エージェントを利用したらよいかという相談をいろいろな方から受ける。転職エージェントの選び方については以前書かせていただいたが、再度、転職活動という目的に特化したときにどのように転職エージェントを見つけていけばいいかを考える。今回は大手の転職エージェントと個人の転職エージェント(経営者の場合と中小人材会社で働く場合)の二つの軸で見ていきたい。

大手の転職エージェントは個人のビジョンを

大手の転職エージェントを見ると、失礼ながらやる気が感じられない人が多い。大手の転職エージェントの難しさはやる気のある人は、若手で、修業期間をおえ、ようやくキャリアカウンセリングができるようになり、候補者と話し人の人生に関わる転職という仕事に関われることで満足感をもっている。

年齢がたつごとに大手の転職エージェントはやる気を失っている人が多いなと傾向を見ていて思う。だが、リクルート、パーソルキャリアの30代中盤以降のベテランキャリアカウンセラーの中にはすさまじく優秀な人がいる。

彼らは、若い間から結果を出し続け、支援実績で常にトップにたっている。そのような人たちに出会えたらよいのだが、ごく一部なので、大手の転職エージェントにはやる気のない人たちが多い。

なお、転職エージェントに関しては、活躍しているのであれば間違いなく独立したほうが良い職種だ。コンサルタントは会社のネームバリューで仕事がとれるので、個人でやるのと、マッキンゼーのコンサルタントで仕事をするのではクライアントにチャージできる金額が桁違いである。

一方で、転職エージェントに関しては、年収の30%といった決まった金額があるのでリクルートがやろうが個人事業主でやっている人材エージェントがやろうが一緒だ。(人材紹介免許は、法人でなくても個人事業主という形で実はとることができる。要件も法人よりもとりやすい。)

転職エージェントで結果を出している人は間違いなく、独立したほうが儲かる業界なのである。よって多くの転職エージェントは独立することで、新しいチャンスを追いかけている。

独立する自信がない人が大手に残っているのが事実としてある。だが、大手で活躍していても残っている人は純粋にキャリアカウンセラーとしての仕事が楽しいから顧客に営業をする手間を省きたいため、大手のリソースを活用して人のキャリア支援に携わりたいという生粋のキャリアカウンセラーだ。

そのような大手の優れた人が転職エージェントとなってくれるのであればこのようにうれしいことはない。

リクルートエージェントに行ってみて、何人か転職エージェントを紹介してもらうことをおすすめする。

個人のビジョンとは何か

個人のビジョンにようやく入る。大手の転職エージェントは会社に入って、ビジョンもないまま最初は仕事をはじめている。新卒の学生が仕事を始めたときは当然だ。しかし、しばらく仕事をしていくうちに何のために仕事をしているかを考えだす。

そこで転職エージェントをしている人に何のために転職エージェントをしているかぜひ聞いてみてほしい。

例えば、全く仕事が見つからず能力はあるはずなのに伝え方がダメな人を支援して世の中に貢献する人材を輩出したいだったり、トップの人材がより活躍できる場所を提供したい、女性が活躍する場所を提供したといったそれぞれのビジョンがでてくるはずだ。

大手の場合、ビジョンをもっている転職エージェントのほうがいいと思う。

大手と書いたのは、個人や中小の転職エージェントも同様なことがあてはまるのだが、小さい規模でやっているとさすがに何のためにやるかを体裁だけでもとりつくろうので、それなりの美辞麗句はならんでいる。

大手企業だとあまりそうしたビジョンを並べることはないので本当に考えている人とそうでない人で、とっさの質問への答え方が変わってくるはずである。

大手の転職エージェントはオペレーションがある程度しっかりしている

大手の転職エージェントは悩みを聞き、求人を提示するといったプロセスがしっかりしているので、どの人と会ってもある程度は同じような答えがでてくる。

特にリクルートエージェントは訪問することで、使うことができる求人検索機能が優れているのでぜひ使っていただきたいと思う。

クライアントの都合で、ネットには公開できないがリクルートエージェントのローカルサイト上では閲覧できるものがあるので、独占案件に近いものを足を運んで探しにいっていただけたらいいと思う。

ただし、最近は人材業という仕事自体が市場で明らかに人気がなくなってきており、優秀な人と出会える確率が下がっているのも事実であり、大手企業は採用に苦労している。

そのためキャリアに悩んでいる若手を採用し、今度は悩んでいる若手を支援する側にまわらせ立派なキャリアカウンセラーにし、転職エージェントとして一人立ちさせるのである。

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中小の転職エージェントについて

中小の転職エージェント(非代表)はビジョンをもって転職している人が多く、もともと人材業でない人が飛び込む場所として成り立っている。

プロフェッショナルな業界で働いて、人材に対して課題をもったという理由であったり、自分がはたらいている業界にもっと優秀な人材を送りたいといったりという理由で転職してくる。

人材業は最低限の学歴があればはっきりいって大手企業に入る事ができるのでそれをあえて選ばず中小の転職エージェントに来ているということはなかなか面白い人たちだと個人的には思う。

中小にいる転職エージェントは仕事を通じて何を達成したいかを語ってくれ、その話している内容は自分が面接で使えそうなフレーズをいってくれるので言葉をメモしておくとよい。

もちろん中小の転職エージェントでも、微妙な人がいるので一概にすべてを肯定しているわけではない。

元コンサルと元投資銀行の転職エージェントはおすすめ

元コンサルの転職エージェントはケース面接の対策ができるので圧倒的におすすめしたい。ケース面接対策はコンサル転職において重要なのであるが、コンサルを経験していない転職エージェントが対策できるほど甘くない。

マニュアルを読んで、ある程度はできるが、issueの特定やMECEでの洗い出しのところの精度が甘く、純粋にコンサル的な頭の使い方はコンサル出身者にしかできない。

また、元投資銀行の中小エージェントはなぜいいかというと、自分で案件をとりに投資銀行に行く際、もしくは、最近の採用用件を聞く際に金融独自の用語を理解できるためクライアントが信用して多くの情報を与えてくれるからだ。

投資銀行はコンサルと違い、細分化された仕事かつスキルも特定のものを求めるためその会話についていける転職エージェントは貴重なのである。

転職エージェントで、自分が出身業界を担当している人は会ってみる価値はあると思う。特にトップティア出身だと特におすすめだ。

個人もしくは人材会社の社長

個人でやっている転職エージェント、または人材会社の社長と会う機会がもてるのが転職市場のよさだ。会社の大小に違いはあれど、経営者に接する機会がもてるのが転職サイトを使うことの大きなメリットだと考える。

よって、ビズリーチ等で人材会社の代表から連絡がきたら無条件であってみてもよいとおもう。彼らは独占案件を持っている可能性も高い。その際は彼らのバックグランドをチェックし、あなたが望む条件をもっているかを調べたほうがいい。

ビズリーチ上のプロフィールで確認はある程度できるものの、それで調べてわからなかった場合は、LinkedInかFacebookかEightかWantedlyを見ればだいたい収集ができる。

個人情報をネットに載せていない転職エージェントは、何か隠している可能性もあるので疑ってみるとよい。

例えば転職エージェント自身が転職を1年毎に6,7回している場合もあるからだ。起業ありきで新卒を3年辞めるとかはよいが、あてもなくさまよっている人もいる。

個人の転職エージェント、もしくは人材会社の社長は会ってみるといいが、バックグランドをみることだけは注意したい。

何度も言うように最後は数

これまで転職エージェントにはできるだけ多く会ってほしいといったが、今回挙げた大手、個人、中小の3つの軸で見てみたときにどのタイプがあうのかは自分だけではわからない部分が大きい。

よって、ぜひ色々なタイプ、また強みを持つタイプが違う会社とあってみて、アドバイスの仕方、人間としての信頼度、レア案件をもっているかどうかについて調べてほしい。

最後はいかに多くあって、その中から良い転職エージェントに1人出会えるかが重要であるため、最後まで粘って活動してほしい。ビズリーチに登録し、メールの文面を見るだけでもある程度ふるいにかけることができる。

優秀なエージェントはあなたに合っていそうな案件を提示してくれるのでご覧になるとよい。コンサルへの転職の場合は最初に行くエージェントとしてもアクシスコンサルティングをおすすめしている。

また、不安であればビズリーチと併用してリクルートエージェントも使ってみると転職活動がスムーズにいくだろう。

ビズリーチは個人の転職エージェントから大手まですべてが利用しているので転職エージェントの企業を知るのに素晴らしいサイトであることも間違いない。

今日は以上だ。