20代~30代のキャリアを考えるブログ

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大企業に入社することのメリットについて

大企業かベンチャーかという議論がなされている。自分なりの考えを改めて書かせていただく。なお、大企業とは日系大企業のことを指す。大企業とは具体的にトヨタ、三菱商事、三井不動産、ソニー、三菱重工、三菱東京UFJ銀行、JR東海、NTTデータといった企業群を思い浮かべてくれたらよい。

大企業に入社した事実は大きい

新卒で基本的に大企業に入社することになるが、多くの人はやりたいことがない状態で、ネームバリュー、給料、先輩が行っているからという理由で大手企業に入社することがほとんどだ。だが、それでよいと思う。

優秀な方は早めにキャリア選択をするか、すでに得意分野があり伸ばそうとしている。早い段階でこのマインドになっているのが正しい在り方だが、残念ながら現在の教育ではそうなっていない。

困ったら大企業に入っておくのは個人単位で見たら悪くない選択肢だろう。

そして大企業に入れる実力があったということは一生評価してくれる。会社を設立するにあたっても外部からも信用力はあるのだ。

増えてきた終身雇用への懐疑心

大企業に入っている人、これから大企業に入る人に話を聞くと、「一生今の会社にいるつもりはない」という人が半数以上の印象を受ける。だが実際は、30手前で1,000万円を超えているため結局転職しない場合がほとんどだ。
一生いるつもりのない人の多くがいるにもかかわらず転職前提の発言をするのは、結局動き方がわからない、それともこんな会社一生いるわけないだろ!と言ってないとかっこ悪いと思っているのだろうか。

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出向という働き方

日本の大手企業に入ったならば、次の選択肢が確約されていない限り辞めることはいい選択肢ではない。銀行からは信用があり、周りの人からもしっかりした人だと勘違いされ、給与も高く、そして何より倒産しない限りクビにならないという素晴らしい雇用保障がついている。辞める動機が思い浮かばないのも納得だ。

そこで出向の選択肢を積極的にとっていただきたい。総合商社の場合は子会社のCXOが出世ルートになっているが、将来の転職を考えているのであれば、出世ルートは気にせず子会社への出向を一度やってみることをおすすめしたい。

子会社は本体に比べ人材のレベルのオペレーションも設備も劣る。その中で、自分がやれるかという確認をしていただけらと思う。大手企業の子会社とベンチャー企業は全く事なるものであり、参考になる部分が多いわけではないが、恵まれている状況から恵まれていない環境に適応できるかどうかのテストはできる。

ソニーに入社したマネーフォワードCEOの辻氏のようにマネックスに出向し、その後転籍するという方法もある。大手日系企業は必ず出向のチャンスがあるのでそれを使ってほしい。やっぱりしっかりした環境で実力を発揮したいと思えば本体に戻ればよい。

メガバンクでも出向の位置づけが変わりつつあるので自分自身で出向を願い出ると他と差別化できるキャリアができてくる。

ベンチャーか大企業か迷ったときは大企業に入ってすぐ辞めるのがいい

身勝手な言い方だが、大企業は研修が手厚く、社会人のイロハが学べるので学べるものだけ学んですぐ辞めることだって可能だ。大企業だと若手が1人いなくなってもまったく困らない。
だが、そう考えて大企業に入っても同期との飲み会に明け暮れ、そこそこいい暮らしに満足し結局年収ダウンしてまでベンチャーに行かないのが実情だ。

辞める辞めると言っている人は結局辞めないので、大体詐欺だと思って聞きがしておこう。外資系投資銀行や戦略コンサルのつらすぎてもう無理だは、本当に体が限界で辞めるか、クビになるかで次のキャリアにうつっている。日本オフィスだと昇進できる枠も限られ、歳をとるとハードワークもできないので強制的に辞めさせるような仕組みになっている。

出向し、大企業を辞める覚悟ができたら

本当に辞める覚悟が自分のなかでできたら転職したらいい。大企業で就労3年未満であれば引く手あまたである。大企業からベンチャーの転職は難しいというが10年選手の使いものにならない人は確かにそうであるが、若手で染まってないなら可能だ。第二新卒枠としてほしがっている企業が多々ある。

もちろんその中でも外資系のトップファームのほうが市場価値が高いが、そこそこ大きいベンチャーだと日系大手出身の人も採用されるので安心してほしい。

最近の日系大手出身で、就労3年未満の第二新卒でベンチャーに逃げていく人は本当に優秀である。一方、業界4,5位以下の企業から第二新卒で行く人は当たりはずれがあるので採用側も気を付けたほうがいい。

有名大学、有名企業出ている人はキャッチアップ力があるので自分の伸びを信じて転職してほしい。

情報収集が肝

転職活動は情報収集がすべてなのでとにかく企業の情報を収集しよう。最近IPOの件でたたかれているWantedlyを使うと多くの企業に会える。

Wantedlyを使う際はできるだけプロフィールを充実してほしい。仕事の関連でテクノロジーに興味がありますくらいの書き方にしておくと万が一先輩行員に見つかっても銀行員でも安心だろう。

情報収集をし、企業リストの作成をし、多くの人と会ってほしい。
また、 Peatix(リンク先は東京で検索した状態)を見るとベンチャーイベントが見れるのでぜひご覧になってほしい。ここから良いつながりが確実にうまれる。ごく稀にだが悪意のあるマル〇チ系の人がまざっているので気を付けてほしい。

また、転職エージェント、特に個人の転職エージェントは情報交換にぴったりだ。ビズリーチで高学歴高職歴の転職エージェントとぜひ会ってほしい。転職エージェントを転職紹介屋さんだと思っておくともったいない。

また、大手コンサルに行きたい場合は日系外資ともに強いのがアクシスコンサルティングだ。

今日は以上だ。

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