20代~30代のキャリアを考えるブログ

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人財と書いてある企業はすぐに転職するのを辞めよう

人材と人財と2つの表記を目にするだろう。経験上の話だが、「人財」と書いてある企業はよっぽどその企業の企業理念に惚れこまない限り、入社、転職することはおすすめしない。

人財企業はなぜやばいのか

人材と人財の違いに述べると、人財と書いてある企業は人を大切にしますということをやたら協調している。人財と書いてある企業に関しては、やっている事業が少し後ろめたいから人財と書き始めるか、賃金がそれほど出せないため人を大切にしたいから人財と書き始めるかいずれにせよポジティブな理由ではない。

「人材」とは

人材は、労働力扱いで、大切にしている感じがでていないのではないかという意見があるが、人材は経営者にとって労働力であるのは事実だ。また雇用されている側も、適切な給与で、法律とモラルの範囲内で働くことができればいいのである。

成長というマジックワードで給与を下げて、多少ブラックなことでも仕事としてやらせようとする会社は碌な会社ではない。

多くの場合、高い賃金を払っている会社は、従業員満足度が高い。キーエンスや三菱商事、ゴールドマンサックスの社員を見れば高収入の会社で働いている社員の満足度が
高いことがわかるだろう。

だが、給料が安く、人を大切にしていますと対外的に発信している企業はろくなことになっていない。研修で洗脳し、会社に適合できない人にはひどい仕打ちをおこない、会社の洗脳に対して順応できた人だけを人財と呼んでいるとんでもない企業だ。

人財セミナーに注意

人財セミナーと銘打っているセミナーは90%くらいがうさんくさい。出てみればわかるが幸福度をやたらおしだすが、マ〇チセミナーのそれとあまり変わらないのが実態だ。

人財と書いてあるセミナーに関しては、人にフォーカスしているはずの話がいつのまにか講演者の幸福度や、講演者へのロイヤリティを高める話になってしまい、まったく本質的な部分に目がいっていないことが多い。この手のセミナーに学生のころ誘われて頻繁に出ていたが全く共感できなかったことを個人的に覚えている。

賃金で報わなくても幸せな例

例えばZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイは本社こそ幕張にあるものの、労働時間を短くし、競争も排してまったり働きたい人をうまく集めている会社である気がする。労働時間の短さもさることながら効率的に働く環境がととのっている。一部の経営ポジションをのぞいたポジションに関して、一生懸命、がむしゃらに働きたい人にはむかないが適度に働いてワークライフバランスを整えたい人には向いているだろう。

そのため決して賃金が高いわけではないが、それでも十分な満足度を従業員に与えている印象だ。

従業員には賃金でまず報いるべきである

幸せだの言う前に、まずは賃金で報いることで良い環境になるはずだ。賃金がたかければ優秀な人材が集まってきて、優秀な人材(not 人財)が会社をよい方向に変えてくれる。

仕事内容が家族に言えないものであれば、賃金が高くても人が集まらないであろうが...

統計値はないが、同業界でも人材と人財の会社の平均年収は人材と書いてある企業の方が高いのではないかと思われる。

人を大切にすることは賃金をしっかり払うことではないかと、人財コンサルタントにお伝えしたいところである。

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人財から人材に変わった企業に注意

最近は、外部の人事コンサルタントも賢くなっており、人財では人が集まらないですよと適切なアドバイスをすることで人材と書くようになった企業がでてきている。そうした企業は「人財 企業名」で検索してみよう。過去の履歴がでてくるだろう。

googleにindexされたものをすべて消すのは不可能に近い作業なので、調べればすぐわかるはずだ。ここで書くとただの悪口になるので控えておくが、人財+何かのキーワードでいれるとどういった企業が人財といっているかがよくわかるだろう。

転職の際の注意事項

我々は人を本当に大切にしています!とやたらうたっている企業には本当に注意したほうがいい。優秀な人ならいい環境と適切な賃金があれば勝手に働いてくれ、自分で成長の機会を勝ち取っていくはずだ。

にもかかわらず不気味なくらい「人が人が」といっていたら、現在離職が相次ぎ、急遽、社員を大切にしますという施策を怪しい人財コンサルタントと考えているか、経営者がサイコパスすぎて、自分のせいで人が辞めていることに気付いていない典型的な例である。

転職する際に注意してほしいのは、少しでも受けている会社が宗教チックで怪しいなと感じた場合は、有名で普通なまともな企業を受けてみて比較してみよう。少し宗教チックと言われていてもいい会社はあるので必ずしも悪いとはいわないが、他社との比較のうえで、それでも魅力的であるかを判断してほしい。

転職の場合は、新卒と異なり比較する機会が決して多くはない。よって比較できる場面を自分で作り出せるようにしてほしい。場合によっては、なぜ人を大切にするようになったかの経緯を聞き、人事制度に関して質問しよう。

ただし、人事制度ばかり聞く、非人事部門の求職者については少々疑問をいだかれるかもしれないので過度に質問をすることはよそう。また、こうした企業は新卒組や経営者ではなく、最近転職してきた人に違和感はないか?という質問をしてほしい。

複数名会ってみて、みな同じことを繰り返していたら何かのすりこみがなされている可能性を否定できない。朝から変な経典みたいなのを読まされる会社も実際にあるので気を付けてほしい。刷り込みで同じ回答をしている可能性を疑おう。

転職はとにかく比べよう

転職する際は様々な企業を受けて、比べてほしい。本気度が高くなくてもビズリーチに登録し、求人と社風を他社のそれと比べてみよう。そして実際に話して違和感がないことを確認しよう。

最近伸びているベンチャーでもちょっと首をかしげてしまうような会社があるので、気を付けてほしい。

下記のインタビューで新卒入社している企業はもろ今回の話に該当するので気を付けたほうがいい。

転職で変な失敗をしないことを祈っている。今日は以上だ。