20代~30代のキャリアを考えるブログ

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面白いベンチャーはありませんか?という質問について検討した

面白い企業ない?ということは質問を受けることがあるだろう。特に面白いことをしているベンチャーに出会いたいというニーズはある。メディアを運営し、記事を更新し企業から広告を得ているようなビジネスモデルを展開している企業が注目を浴びることは少なくなってきた。さて、冒頭の質問に関してどう答えたらよいだろうか。

面白いの定義

質問を受けて面白いの定義って何?と聞き返すことはあまりしないが定義をしっかり考えてみたい。面白いの定義は下記の4種類になるのではないか
1.やっている事業内容が面白い
2.経営陣や主要メンバーが面白い
3.面白い人たちが注目している企業
4.面白いほど儲かっている企業


1.やっている事業内容が面白い

今までビジネスとして誰も参入していなかった業界のチャレンジャーは面白い事業とされる。宇宙事業やロボット事業といった領域は注目される。莫大な資本とメディアからの注目が大きく転職をしようとする人は多い。

テクノロジーオリエントではじまっているため研究者や理系のエンジニアが起業している事例がある。少し前だとミドリムシを食用としてクッキー等にして販売したユーグレナが代表的な例だ。東大農学部卒である出雲氏が創業したベンチャーで上場するにいたったまさに面白いベンチャーの1つだろう。

2.経営陣や主要メンバーが面白い

経営陣や主要メンバーの面白さというかエリート街道を歩んだ人が起業した企業は注目をあびやすい。それゆえ、マッキンゼー出身起業家、ゴールドマンサックス出身起業家と言われる。このPR方法を揶揄する人もいるが、優秀層には少なくとも目にとめてもらえるので注目の点で悪くないPR方法であると考える。

少し前だと上場したライフネット生命の岩瀬大輔氏は有名だろうか。開成、東大、ボストンコンサルグループ、リップルウッド、ハーバードMBA、ライフネット共同創業という経歴だ。注目を浴びやすい。なお最近経営状態が思わしくないと指摘する声もあるが、経営陣の経歴があると人は集まってき続けるので再び勢いを取り戻す可能性は多いにある。

また、露出の関係で知名度はやや低いがスターマイカの水永政志氏はまぎれもないエリートだ。東大、起業、三井物産、UCLA MBA、ボストンコンサルティンググループ、ゴールドマンサックス、起業失敗、再度起業からの上場だ。お腹いっぱいになるだろう。

最近だとFOLIOを運営する株式会社FOLIOが注目だ。京大、プロボクサー、ゴールドマンサックス、バークレイズ、起業といった流れだ。そして、起業も証券会社を作るという新しいことにチャレンジしている。証券会社はながらく日本では誕生していなかったので期待だ。

3.面白い人たちが注目している企業

分かりやすく言うとメディア受けする企業だ。もちろん1,2に通ずるものもあるが堀江貴文氏が注目する企業等は代表的だろう。堀江氏はGunosyに注目し同社、同サービスの知名度貢献に寄与していた。

メディアで取り上げられる企業は多くの人に認知されており、面白そうな企業としてイメージが定着することだろう。

女性起業家はこの文脈で注目されやすい。テレビにもたびたび登場していたトレンダーズの元CEOである経沢香保子氏等が代表的だろう。なおトレンダーズも上場した。

一方、メディアで注目される企業は専門の分析家がいないふわふわした企業も少なくない。

4.面白いほど儲かっている企業

恐らくここに注目する人はほとんどいないだろう。知名度もなく、サービスもいけてるようには見えないが恐ろしいほど儲かっている企業がある。たいてい、先行者メリット、オペレーションの最適化によるコストダウン、ニッチ領域を攻めまくる、地味なことをし続けるといった表にはでない努力で勝ち続けている。

面白いほど儲かっている企業は、M&Aで売り抜けたり、リスクをあまりとらずに堅調に成功している。優秀な人材を雇うわけでもなく仕組みを経営陣を中心にまわしているため求人も発見しにくい。

どの面白い企業に転職するべきか

ほとんどの企業がベンチャー企業になってしまう。ソフトバンクでロボットをやるというのであれば比較的安定した職業になるが、ほとんどは先もわからないベンチャー企業だ。

宇宙ビジネスは今後どうなるかわからないだろう。イーロンマスクがトンネルを掘ろうというのを今、正気でとらえてる人がどれくらいいるだろうか。

当時もイーロンマスクが車会社を作ろうといってまともに取り合ってくれた人がとれくらいいるかというとほとんどいなかっただろうからそれに近しいことだろう。

面白い企業に入りたいというのはわかるが、専門性がないのにただ飛び込もうとするのは危険であるのでおすすめはしない。専門性がない状態で入っても活躍できず雑用ばかりする人に成り下がってしまってはもったいない。

例外としては法務、人事、IPO準備室といったどこの企業にいっても通用する職種ならいいが、営業、事業開発といった職種はなかなか専門性が生かせないので厳しいこともあるので要注意しよう。

よくよく財務状況を見てみるとテレビで大々的にPRしている会社より、若者が運営している小さい会社のほうが確実にもうかっている事例が多々ある。テレビにでている企業が今後爆発的な成長の余地を残しての現在の大赤字であれば問題ないのだが。

入社する際は面白さという観点より自分の成長できる環境か、経営陣とはビジョンがあうか、社風とマッチしそうかという観点を優先してほしい。

また、いわゆる面白いことをしているという企業側もただおもしろだからという理由で面接を受けに来るひとを落とすのにつかれている。

お互い不幸にならないようにしてほしい。

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面白い企業の正しい見つけ方

面白い企業の見つけ方はIRを見てほしい。上場企業しかないだろうが、利益率が高い企業を見つけてみるとよい。また利益率も高く、広告費もそれなりに高い企業や業界は転職して面白い業界だと思う。裁量が与えられ、自分のやりたいようにできる可能性があるからだ。

IRで儲かってそうな企業を見つけて、かつ事業が面白そうであればそこと似ている企業を調べてみたらよいのである。

やっていることが面白そうだからと安易に動くのは辞めてほしい。ただでさえベンチャーに行くのは危険なので、大企業から行く場合は特にベンチャーの様子をきちんと見てから、堅実な転職をしよう。リスクをよっぽど取りたいのであれば友人と起業するか自分でビジネスをはじめるとよい。働きながらできることも多い。

ファンド出身者がはいった企業の面白さも

ファンドでいわゆるターンアラウンドを行う企業も面白い。強引なリストラや大きな改革によって企業が再生する過程をみてるので一緒にそのタイミングで入社するのも面白い。再生実績のある人やファンドを見極めておくことが大事だ。

事業再生系は地味だが面白いと思う。その代わり高水準の給与はファンド側から入らないととれないのでその点だけ注意してほしい。企業がバリューアップした分にふさわしい対価がもらえるかは怪しい。

面白そうな企業のリストアップからはじめよう

まずは面白い企業に行きたいと思ったら話を聞きにいこう。学歴か大企業所属の肩書があれば採用を行っている企業なら比較的多くの企業があってくれる。おすすめはビズリーチに登録しダイレクトリクルーティングのスカウトを待つことである。有名ベンチャーから連絡がくる。

 MIIDAS(ミーダス)は中小企業を含めて変わった企業からくる。

ビズリーチと併用でキャリアカーバーも使うと探せる範囲が広がるのでよいだろう。今日は以上だ。