20代~30代のキャリアを考えるブログ

若手のキャリア、転職についてインタビュー、意見を発信しています。

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【第二新卒向け】とりあえず3年働こうという呪縛から逃れよう

転職活動を希望する人の話を聞いていると今は、まだ転職しないけど、3年たったら転職をしたいと考えているという話を耳にする。この発想から早く逃れてほしいと考え、年度の区切りもあるので書かせていただく。

専門性を早いうちから決めていたほうが絶対に得

とりあえず3年はという人は「とりあえず」と言っている地点でキャリア戦略が全くない状態である。3年はいないと示しがつかない、会社に恩返しをしていないという理由であるが、原則的に、3年だろうが1年半だろうが変わらない。

つまり、3年間経ってから考えようという感じで決断を先送りにしている人が多すぎる。特にベンチャーに転職したいという人が多いが、銀行や大手メーカーに3年以上いてから転職するのと社会人2年目で転職するのではその後の活躍度合いが違う。

DeNA、サイバーエージェント、リクルートは第二新卒を社会人2年目もしくは1年目でも受け入れているが状況を見ていると早めに転職した人たちが活躍している。

4,5年目でWEB業界未経験で入社すると苦労してフィットしない人が増える確率があがる。23歳の第二新卒はそこそこの学歴と地頭があればなんとか乗り切っている。

転職を迷っていますは大抵行動していない

転職を迷っていますと1年目から言っている人がいるが実際に転職サイトに登録し、転職エージェントに会って、企業に会ってみるところまで行動している人はごくまれだ。最終的には決定的な出来事がないと行動しない。

登録するだけ、ただ会ってみるだけのハードルは意外と大きいのだ。実際に転職まで至る人は行動も早く、そうした人は新規事業でもバリューを発揮しやすい。クイックアクションはどの会社でも評価されるが外資系とベンチャーでは特に重要なことだ。

全員がハンコを押し終わるのを悠長にまっている仕事をしている銀行員にはなかなか理解しがたいものがある。

行動したこと自体が評価される

すぐに辞める人をどうとらえるかは企業の文化によって違う。銀行に入行し1年目で辞めたら全く仕事をしていないので、評価されないだろう。だが、メガベンチャーを含め、ベンチャーを受けにいったら、銀行に危機感を感じ力を付けたくて転職したいと若者が来たと大抵の場合は歓迎される。

新卒のときは何もわからず大手に就職したが、実際に危機感を感じ、今行動をしている人として評価されるのだ。銀行に15年いてから焦り始めましたといっても使えるスキルが基本的にないので金融機関以外受け入れがなくなる。

カルチャーフィットと年収面で考えても早いうちに動く方が絶対得である。

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とりあえず3年働きたい場合

それでもとりあえず3年働いてみたいという人もいるだろう。大体の人がとりあえず3年働いて後悔するのだが。そうした場合のキャリア戦略は異業種に行くにしても過去3年の経験が生きるキャリアプランを描いてみよう。

例えば、プロモーションの仕事をしていたら、マーケティング全般の仕事にうつる、ITコンサルをしていたら戦略コンサルの方にうつるといった考え方だ。

まったくゼロからスタートになると新卒と同じ扱いになるので特に院卒の人にとっては厳しいものとなる。やり玉にあげるわけではないが、銀行員から、コンサルも仕事のスピード感が違うので本店勤務でない場合は慣れない場合が多い。4年間支店、特に地方の主要でない支店にいたら苦労しているので気を付けよう。

転職エージェントが転職させやすいところにはめてこようとして焦っている4,5年目あたりが、しばしばもったいない転職をしている。

なお、銀行員は辞めた人に対して冷たいので辞めた人の情報が入ってきにくいが、大量の同期と先輩がいることが強みなので辞めた人と積極的にコンタクトをとっておくといい。

転職実績が少ない企業の人だと、送別会のときに積極的に話しかけておくと必ず後から得することが多い。

1年目から企業とコンタクトをとっておくことのメリット

ビズリーチに登録すると、そこそこの企業で働いているかそこそこの大学を出ているとスカウトがくる。転職エージェントと企業の人事のどっちからもスカウトがくる。

1年目から会っておくと、定期的に企業や転職エージェント側からコンタクトをとってくることになるので、数年たってからまた連絡がくるときがある。その際は前回よりも良いポジションや良い待遇でオファーがくるのだ。

前から知っていると安心して企業側もオファーを出せるので早めにコンタクトをとっておくとよい。

また、転職サイト側の理由になるがビズリーチをはじめ転職サイトは最初にコンタクトをとってから1~2年間は転職が成功した場合、転職サイトの運営会社に転職成功フィーの10~30%をおさめないといけない。一方、最初のコンタクトから2年以上たつと、転職サイトへの支払い義務がないことが多い。

よって、企業もエージェントも早く会っておいて長期的につきあっておくと、後から転職に成功しても転職サイトにお金を支払わなくてよいので、メリットがある。(転職サイトが損する側になるが)

まずできることからはじめる

今すぐしてほしいことは転職サイトと転職エージェントに登録をして転職の求人を眺めて、自分の市場価値を確認すること、社外の人と話してキャリアにどういう選択肢があるか確認しておくことだ。

できることからコツコツはじめておくと、選択肢が増え、よりよい選択ができてキャリア構築に成功する。同じ会社でずっと働くにしても競合の状況をつかめていないとビジネスでは絶対に成功しない。独占企業でもない限り競合の動きが大事なのだ。
今後多くの企業は中途採用がすすみ、中途採用の担当にあなた自身がなる可能性が高い。

そうした際に、転職活動のことがわかっているとよりよい候補者を集めることができる。

その意味でも転職サイトと転職エージェントは必須だと思ってほしい。本当に気軽に利用できるし、使っても全くリスクがないので安心してほしい。

ビズリーチに登録からまずははじめてほしい。また、コンサル等に興味があればアクシスコンサルティングといった若手のコンサル転職に実績のあるところにも足を運んでほしい。いずれも無料だ。

また、英語スキルが外資転職だと必須となっているためライザップイングリッシュもしくはPROGRITで短期間で鍛えてほしい。IT業界にいくならプログラミングができたほうがいいのでTECH ACADEMY等を利用してほしい。

今日は以上だ。