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スポーツ経営の世界へ飛び込むビジネスエリートたち| FC今治の執行役員募集がはじまる

サッカー日本代表監督を務めていた岡田武史監督が率いる「FC今治」を運営する株式会社今治.夢スポーツで人材募集をはじめた。それも、ビズリーチ上での募集だ。(求人は登録後、ログインするとご覧になれる)

今回は、スポーツ業界へ飛び込むことになった投資銀行出身者をはじめとするビジネスエリートたちについて書かせていただく。

FC今治とはどういうチームなのか

FC今治に興味ある方は、すぐにビズリーチに登録し、募集の情報をみてほしい。登録後にFC今治で求人検索をするかトップページに行くと目立つような導線があるので見てほしい。

FC今治は愛媛県今治市という四国の片田舎に存在するサッカークラブだ。今治タオルくらいは聞いたことあるかもしれないがそれ以外は有名ではないだろう。

地域リーグに所属する一クラブだったが2014年に岡田武史監督が、今回求人を募集した、夢スポーツの株式を取得することで経営に参画しはじめた。

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(上記のような形で求人がご覧になれる)

岡田武史監督について

岡田武史監督は1998年フランスワールドカップの出場を決めた監督である。20歳そこそこの中田英寿を中心とするチームで、岡野がゴールを決めたジョホールバルの歓喜によってワールドカップ出場を決めた。加茂監督更迭後の日本を指揮したのが岡田武史監督である。

岡田監督はイビチャ オシム監督が体調による監督辞任にともない2010年南アフリカワールドカップの指揮もとった。その際に、本田圭佑を1トップフォワードに抜擢することで、松井大輔からのセンタリングを本田が合わせカメルーン戦に勝利したことは記憶に残っていることも多いだろう。

自国開催以外で史上初めて決勝トーナメントに導いた監督が岡田監督である。

また岡田監督は、サッカー競合高校の出身ではなく、大学も一浪し、一般受験で早稲田大学政治経済学部に入学した。卒業後もJリーグはまだ存在しなかったものの活躍が認められ日本代表としてプレーしていた。

当時から戦術理解が高く頭を使いサッカーをしている数少ない選手と言われていた。

FC今治は発展途上

FC今治はまだJFL所属である。JFLとは川崎フロンターレや鹿島アントラーズがいるJ1、2部リーグにあたるJ2そして、その下のJ3の下である。つまり実質4部リーグ的な扱いだ。

4部リーグというとサッカー競合国のイングランドでも生活は苦しいレベルなので日本の4部リーグはいうまでもない。

メジャーリーグにおけるマイナーリーグと同じでJ3のクラブですら長距離のバス移動があたりまえで万全のコンディションでプレーができるとは言いがたい。

よってFC今治はサッカー界におけるベンチャー企業であるものの、アジアを代表するクラブを目指し岡田監督が有能な人材を集めている。

FC今治は人的リソースは最高の環境

FC今治は岡田監督の人脈を活用し、日本でも有数の指導者や将来の大きな野望を持つ若き指導者、トレーナーがたくさんあつまってきている。JFLクラスで人材が十分に集まるサッカークラブはなかなかないのが実情だ。

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FC今治は絶好のチャンス

サッカークラブの経営に携われる機会はほとんどないのでぜひともご覧になっていただきたい。

もう一つ面白い点は、地域振興にフォーカスしている点だ。日本は過疎化が進み、サッカークラブの経営の前に地元の応援してくれる人たちを探すことが大変だ。

トヨタが支援する名古屋グランパスエイト、日産が支援する横浜Fマリノスなどは例外だが、地域リーグやJ2以下になると基本的には地域の人が密着して支援してくれる。

また地元企業からの応援も重要で、そうなってくると地元の企業が潤っていないとスポンサーも集まらないことはわかるだろう。長崎に本拠地を構えるV・ファーレン長崎は、ジャパネットタカタが支援しているのだ。

ジャパネットのような企業は地方にそうそうないのが実情ではある。

ビズリーチの南社長も楽天球団の出身

当サイトで何度かとりあげたビズリーチの南壮一郎社長もモルガンスタンレー等を経て楽天球団の創設に参加している。ソフトバンク、楽天、DeNAといった新興ベンチャー系企業がサッカー、野球の経営に2000年代以降参加しはじめ、その流れで若い優秀な人材を球団経営者として募集した。

楽天の立ち上げ経験があるからこそ現在のビズリーチの経営手腕を発揮しているといっても過言ではないだろう。

南氏はモルガンスタンレー出身だが、外資系投資銀行出身者でスポーツチームの経営に携わっている人は少なくない。

モルガンスタンレー出身のサッカークラブ経営者

モルガンスタンレーでMDまで昇進した樋口 成信氏はサガン鳥栖の経営に参画したのち、サッカーチームの経営に携わっている。twitterで様々は発信しているのでご覧になることができる。

ゴールドマンサックス出身のサッカー経営者

木村正明氏はファジアーノ岡山の代表、そして親会社の社長をつとめている。東大法学部卒業後、ゴールドマンサックスでMDをつとめたのちにファジアーノ岡山の経営に参画している。

多くのサッカーチームと同じでファジアーノはスポンサー獲得や赤字に悩んでいたが外資系投資銀行出身の手腕をいかんなく発揮し、黒字化と同時にチームの成績も向上した。

ファジアーノは有名選手も加入し、Jリーグの上位で活躍する日も近いと予想される。

岡田武史監督の右腕もゴールドマンサックス出身

先ほどから解説しているFC今治を経営する株式会社今治.夢スポーツの代表取締役社長をつとめる矢野将文氏も東大からゴールドマンサックスで上級職まで昇進したつわものだ。

ゴールドマンサックス出身者を右腕として起用する岡田監督の力量も大したものであると感心せざるを得ない。

個人支援を行う金融マンも

銀行業を等を行う、東大医学部出身の異色の経営者である藤澤信義氏は個人で億単位の支援をFC岐阜に行うなどしていた。

FC岐阜は京大工学部、京大大学院卒である恩田氏が社長をつとめていたことでも話題になった。恩田氏は病気療養のため残念ながら経営を去ったものの、経営手腕は高く評価されていた。

みずほ証券 投資銀行本部 マネージングディレクターもサッカークラブ経営へ

サッカー好きな人ならかなり有名だが東京ユナイテッドの経営者は現役投資銀行マンだ。福田雅氏は現在もみずほでMDをしながらサッカークラブの経営をしている。(ここらへんは会社として許されているのか気になるところだ)

福田氏は東大経済学部、公認会計士試験合格、大手監査法人、日系投資銀行を経て、現在はみずほ証券で勤務している。

スポーツ界は外資系で根こそぎかせいだ証券マンが次のライフステージとしてサッカー経営を選んでいるが、福田氏のような働きながら経営のパターンが増えてくるだろう。

何よりスポーツ界はオペレーション面含め非効率な面が多く、外部のビジネス知見のある人が入るだけで大きく変わる領域だ。

東京ユナイテッドは関東ではかなり面白いクラブチームなので興味がある方はご覧になってほしい。

TOKYO UNITED FC | 東京ユナイテッドFCウェブサイト

サッカー以外も今後注目

サッカー以外にもバスケットボールは注目されつつある。サッカーでは重鎮でチェアマンを務めていた川淵三郎氏がバスケ会の運営にのりだした。それに応じてソフトバンクも巨額の投資を行い、野球のソフトバンクだけでないスポーツ経営を目指している。

スポーツ経営はビジネスの経験を求めている

スポーツ経営は投資銀行出身者が経営に乗り出したように、多くの若くて優秀な人材を求めている。

特に今回はFC今治で募集がはじまった。執行役員ポジションだが、それ以外にもスポーツクラブの経営や、スポーツ関連のコンサルの仕事があり、高学歴でエリート層がいる企業も少なくない。

 ビズリーチは代表の南氏がスポーツ好きかつ、楽天球団出身ということもありエリート層が転職するスポーツ系の求人も多いので次のキャリアを考えている方はぜひ登録してほしい。

大学時代は体育会で、今後は大手企業からスポーツビジネスに飛び込みたい人にもビズリーチがおすすめだ。

今日は以上だ。