20代~30代のキャリアを考えるブログ

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長時間労働のベンチャーが減ってきていても転職するときに注意してほしい点

ベンチャー企業への転職市場は現在もにぎわっている。大企業は労働の環境が変わってきているのは当サイトで書いたがベンチャー企業も事情が変わってきている。今回はベンチャー企業の労働環境の変化について書かせていただく。

ベンチャー企業は労働環境が整わないと人が集まらない

現在のベンチャーは労働環境が整っている企業ではないと、人材の採用できなくなったという状況ができている。

ベンチャー=低賃金、長時間労働というイメージがあったが、大手企業出身の経営者が増えたこと、そして、ファイナンスの環境がととのったことで人件費にお金をまわせるようになった。

給与面でも、オフィスの面でも労働環境が向上していったことで、ベンチャーの定義がこれまでと変わってきた。

長時間労働のベンチャーもいまだ存在

長時間労働のベンチャーも存在しており、昔から存在するビジネスタイプや優秀な人材が少なく、とにかく量で勝負しているベンチャーもあり、いまだ日をまたぐほど低賃金で働いている人を目にする。

長時間労働は人を疲弊させ、思考する能力を奪い、確実に成長のチャンスを逃している。新規事業の責任者としてオーナーシップをもって動かす事業の長時間労働の場合は考える点が多いため、成長がある。ただ作業量が多くルーティーンだけの長時間労働はおすすめしない。

大抵、そういう場合は効率化できる部分を全く効率化していないところに多くの原因がある。

長時間労働が減ったベンチャー企業の注意点

ベンチャー企業の労働時間が減ったパターンにも2パターンある。効率を重視し、これまでより短時間で生産性をあげるようにしたパターン。もう1パターンは、ただ、単純に労働時間を短くし仕事の質が短くなったパターンである。

短時間で生産性をあげるようになったパターンというのはエクセルでやっていた作業をGoogle Apps Scriptを使って、Google Spread Sheet上で自動化するようになったり、ミィーティングの時間を減らして準備と共有の時間を削減することに成功するパターンだ。この手の企業は気合で何かをやっていこうというマインドがなく、頭をどれだけ使えばいいかということを理解しているので、工夫に工夫を重ねている。

一方、単純に労働時間を短くした企業には大きな問題がある。なぜかというと、仕事の手抜きを覚えているだけでギリギリまでがんばって結果を出そうとする姿勢がなくなってしまうからだ。

なあなあになってしまうことを覚えた人の成長はあっという間にとまる。また、20代のあいだから楽をすることを覚えるのはよくない。効率化を考えることができる側にまわらないといけないが、若手のうちからそれを実践できる人は少ない。

若い間にはがむしゃらに働けというのは効率化するプロセスを体得するために必要だということだ。よって、量をこなさずに効率をあげるためには新しい技術を習得する必要がある。新しい技術は、これまでよりも一次元高いアシストをしてくるため、新しいことを学ぶ意思だけは絶対に捨てないようにすべきだ。

良いベンチャーを見抜くためにツールに詳しくなろう

人間がすべきではない仕事をきちんと自動化しているかを見抜くためにツールに詳しくなっておこう。どういう工夫をして仕事を短時間でするようにしてるかという質問をしたときに、「専用のツールを...」という回答をされたときに具体的な質問をさらにできるとどういう会社なのかが良く分かる。

勤怠管理、労務管理、経費管理、営業管理あらゆるツールがあるので全く工夫をしていないことが分かったら、その会社は厳しいことがわかる。

BtoBの会社がほとんどであるが企業が使う管理ツールを調べてみると面白い。社員数に応じて大体一か月どれくらい費用がかかるかわかるので調べてみてほしい。

outlookでなくてIT系企業ではslackといったツールを使っている。

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早く帰っているという意味にも注意

早く帰っている人もいるが、早く帰って家で仕事をして結局労働時間が長いという場合があるので気を付けてほしい。本当の働き方はどのようになっているかを調べるのは難しい。

規模が30人未満のベンチャーであれば、短期の社会人インターンを受け入れてくれることもあるのでぜひ転職前に聞いてみるといい。

ある程度の規模になっても交渉次第では短期インターンをしてもらえる企業があるので実際の労働形態がどうなっているかがよくわかる。

ベンチャーは数をあたってみることが大事

ベンチャー企業を見る際は、いきなりいい企業を見つけることは難しいので様々な企業をあたってみて調べるとよい。

 ビズリーチでスカウトが多数きてベンチャー企業の名前をまず知って、1社1社調べてみるとよいだろう。数をあたって、本当にいい働き方をしている企業をさがそう。

今日は以上だ。