20代~30代のキャリアを考えるブログ

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仕事が暇すぎてやみはじめる日系大手の若手社会人

働き方改革の流れがおしよせ労働時間が極端に減っていった。無理やり労働時間の制約をつけたことで業務内容にこそ最初は大きな変化はなかったものの効率化が後から追い付きホワイトな職場が増えた。一方で、仕事は暇すぎる若手社会人が日系大手企業には多数いる。

Windows2000の反響

以前Windows2000の話をしたら非常に反響があった。Windows2000とは、給料を2000万もらいながら一日中仕事がない状態で定時ギリギリに出社し、出社して、メールチェック(自分のヤフーメール:not gmail)してマインスイーパーをしているおっさんのことだ。

このような人はいるはずないと疑う人がいるが、実際に日系大手企業にはいくつかこの手のタイプの人がいる。さすがにWindows2000には取材できないが、同じフロアにこういった人がいると新入社員からたまに聞く。モチベーションダウンに非常に効果的なのと同時にああはなりたくないと奮起する人もでている。

暇な1年目が精神を病む

さて、今日の本題に入る。優秀な成績で大学を卒業し、有名大学卒社会人1年目が有名企業で活躍しようと意気込んでいたとする。しかし一向に仕事が全くなかったらどうだろうか。

最初は研修ということで学生の延長でできる仕事であったが、一向に負荷のかかる仕事がなく退屈で精神的につらくなる人がいる。

もちろん定時に帰る事ができるため仕事が暇で、給料もらえていいではないかと外野からは思われるが、実際に当事者になると仕事ですることが全くないため退屈なのが苦痛になるのである。

人間は承認欲求が満たされないと満足できないため自分がやりがいの感じる仕事ができてないことほどつらいことはない。

サービス業の体調不良とは根本的に違う

いったん、話がそれるが、労働時間が長いサービス業の職場でみても休職する人は異常な労働時間と嫌な上司が理由を占め、仕事自体が嫌で辞める人は私の見る限り多くはない。サービス業というのは目の前の人に感謝されるので自分が役立っていると実感しやすく仕事自体が嫌とは感じない。もちろん労働時間が長すぎるとつらいので体を壊してしまうわけだが。

日本の大手企業にいる若手は、私がいなくても会社がまわると発言する人は多い。日本の大手企業では、売上が大きくたっており新卒採用も40年いる前提にたっているためすぐに売上に貢献していなくても問題ないのだ。

しかし、働く側の当事者からすると働き盛りの今、仕事をたくさんふってほしいと思う。若手の間は労働活動が家族を養うための給与を得る活動とは結び付かず、自分の成長や自己実現といったところが強くなる。

Windows2000は子供の成長が楽しみなので、仕事がどうであろうが稼いで学費を稼げれば問題ない。

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若手は比較したがる

また、若手の間は社会というものをまだよく知らない状態なので大学で友達だった同世代と比較し、自分の仕事がやりがいがある、自分の選択がよかったと比較して思いたがる節がある。

「1年目なのにもうこんな仕事任せてもらっているんだ」という一言に焦るのが若手なのだ。
実際、こんな仕事をまかせてもらっているというのは大抵は大したことはなくて、やる気をださせるために上司や先輩が工夫して仕事を渡しているのである。

よって上記のような発言がでている地点で上司の役割を果たしているといえる。単純作業が多い若手において、やる仕事に意味合いをもたせやる気をもってもらう行為ができる上司がマネジメントのうまい上司といえる。

上司側としても雑用を意欲的に、前向きにやってくれる若手はうれしいだろう。雑用をこなしていけばかならず次の仕事につながる。小さな信用の積み重ねが大きな仕事の獲得につながる。

だが、本当に暇な人は本当に仕事がないのだ。この場合上司に責任がある。上司としては、楽な状態が若手も望ましいだろうと勘違いしているかもしれない。仕事を取りに行こうとしても若手から提案をしても上司も楽をしたいので、無駄な仕事をしようとはしない。

仕事が暇すぎて病む

仕事が暇すぎて一日中何をするかを考えているような状況と忙しくて右も左も見る時間がない状況は同じように精神をむしばみ始める。

仕事が暇すぎる会社がないと疑う人もいるかもしれないが実際に名だたる日本の大手企業では仕事がほとんどない部署が存在する。若手は仕事ができないのではなく運悪くそこに配属されてしまうと上の人たちが何も変えようとしないためどうしようもない状態になってしまう。

仕事の忙しさを適度に調整する必要がある

現在の働き方改革の中だと、仕事量を減らしすぎることにばかり目がいっているが必ずしもそれだけではなく、仕事がなくなりすぎて暇な人も発生している。

事実アクセンチュアでは残業時間に制限がかかったことで成長できる度合いが減ったと考え退職する人さえ出始めたのだ。

仕事を増えすぎないように努力する人もいれば、仕事がなくなりすぎてなんとか仕事を確保しようと努める人もいるわけだ。

このような両極端な状態はあまり健全な状態とはいえない。

仕事が暇になりすぎないために

仕事が暇にならないように社内で毎日ルーティーンとしてやる仕事を確保しておこう。毎日何かをしておくとある程度時間はすぎていく。何もしない時間が一日の2割以上を占めていることが分かったらすぐに対策をとろう。

具体的には、仕事をもらう人を確保しておいてほしい。それでも仕事がない人は他社へ仕事を求めよう。

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