20代~30代のキャリアを考えるブログ

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「質問力」がなさすぎる若者が多くて困る

面接においても、恋愛においても、ビジネスにおいても重要とされるのが質問力だ。正直回答をするのは、天性のプレゼンの才能があったり、頭のよさがあったりして限界があると考える。彼女に「私と仕事どっちが大事なの?」という質問に答えるのは難しいのでなかろうか。

質問力はビジネスの基礎

質問力は身に着けやすく、圧倒的に差が出る部分である。冒頭に述べた通り、いい回答をすることは難しい。質問者自身が答えをもっていないことまで質問してくるので答えに窮することがあるし、頭のよさでレベル差が当然あるので、頭のキレがない人は優れた回答を瞬時に出すことは難しいかもしれない。

それでもどうだろうか、質問力は磨くことができるだろう。質問力とは私の言葉でいいかえるならば、相手に対して(演技も含め)興味を示すことができる能力だ。

では相手に興味を示すことは簡単なのだろうかと考えた時に難しいだろう。私が洋裁プロの話を3時間されても難しい。確かに、この場合質問が一見できないように思える。

質問力がなさすぎる若者は何がダメか?

一旦、話を変えるが、若者は質問力がない人が多すぎる。老害的な言い方をするとGoogleを使用した検索能力だけ強く鍛えられて、必要ない枝葉の情報が身につかなくなってしまう。現代は情報が氾濫しているためいろんなことに興味をもっていたら身がもたないので必要なことだけ短時間で取り出す必要があるので確かにしょうがない点はある。

それでも、関係ないことに対峙したときに、相手への興味関心を示す能力は必要になる。現代の若者は、相手に合わせることができず、自分の必要な情報だけを取り出すことになってしまう。

例をあげよう。あなたは営業マンだったとする。競合も同様の製品を販売しているため、顧客へのヒアリングをするだろう。競合の製品はいくらか?競合の製品はどうか?うちを使うとしたらいくらで導入してくれるか?

等々聞くだろう。そしてどんどん矢継ぎ早に質問だけしていき、会話が浅くなってしまい相手は質問に答えるだけの機械になってしまい、相手は不機嫌になり、あなたから製品を買わないことがあるだろう。

このような人(男性)が女性に送るLINEはたいていこうだ。

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男性:今日何してたの?

女性:映画見てた

男性:明日何するの?

女性:買い物かな

男性:何か買うの?

女性:特に決めてない

 

男性:明日の夜飲みに行こうよ!

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さて女性は知り合ったばかりの関係と仮定したら飲みに行こうとするだろうか。このLINEだけから判断するにまず行かないだろう。なぜなら、表層的な質問ばかりを繰り返し、答えることに疲れてしまいあなたに興味をもつどころかめんどくさい人と思ってしまう。この場合質問も薄く自分に興味をもたれていると思われにくい。

若手の営業マンにもこのような人がいて、ただ聞きたい事だけして質問しているだけで会話が成り立っていると勘違いしてしまう。

よく恋愛指南書なので、自分の話はあまりしない方がいいとあるがだからといって質問ばかりするのは間違っている。少なくともLINEをしている地点であなたにわずかばかりは関心があるはずであなたのことも聞いてみたいはずだ。

本ブログは恋愛指南ブログではないので、ビジネス設定に戻し本題に戻る。

質問は矢継ぎ早に色々聞いては意味がない

今回の質問をする目的は、仕事において自社の製品を売るために相手の情報を引き出すこととする。そのために色々と情報を知りたいため質問をする。

しかし、次々に質問してはダメと述べた。どうしたらよいか。具体的な手法について書くと相手と自分の波長が合う部分(トピック)を見つけ出し、そのトピックを膨らませることに30~40%を使おう。

できれば仕事上の課題でもよいが、最悪出身地や趣味の話でもいい。最初名刺交換で名刺や会社のことで質問をして相手の共通点を探ろう。

会社の人間である前にヒアリングをされている相手は、一人の人間である。そのため相手自身に対して興味を示されればうれしく感じるのは当然だろう。特に組織が大きければ大きいほど、相手は自分がやった仕事でないからなと当事者意識が薄れがちであるため、個人にフォーカスして話をすすめるのは悪くはない。

もしくは仕事上の課題や、ビジネス動向で抱えている課題があれば、そちらに対しての自分の意見を述べ、相手から意見を引き出し、議論しよう。議論の副産物は情報だ。相手が議論してくる中で、色々な情報がでてくる。市場の話、競合の話、社内で起きている問題と。質問をしなくてもつながってくるのだ。

大抵の場合、あなたが知りたい情報は項目化すると、有機的に連携している場合があり、一つのトピックが深堀することができれば、次々と情報が深いレベルで出てくるわけだ。

当たり前のことだろうが、事前に用意したリストを次々に聞いてくる質問力のない若者がいることから上記のような具体的な内容で書いた。

リストを全部聞くために話の展開をどうするかを考えるのが仕事なのだ。

洋裁のプロにどうやってインタビューをしようか

では、冒頭に述べた洋裁のプロにインタビューをするとしよう。インタビューの内容はなんでもよいとする。
何を洋裁している、洋裁しているきっかけ、洋裁で作ったもの、いくら売上たのか、なんで洋裁しているのか、といったことを順々に聞いていくかもしれない。しかし端的に答える人や必要以上に情報をださない人であると途端にインタビューが難しくなる。その場合トピックは一つに絞って、その領域を深堀しよう。
あなたは、洋裁については何も知らず共通点が何もない状態であっても、洋裁のプロがプロになるために行う努力や、人よりも早く洋裁をこなす工夫といった、共通して使えるネタがあるだろう。
まずは共通の話題となりうるトピックをふって相手が答えてくれたら自分の意見も交えながら深めていこう。
「洋裁をする時間をどうやって捻出しているか?」
「忙しいが、スキマ時間の活用はどううまくしているか?」
「短時間で集中する方法があるか?」
「作業が中断するが中断、再開するときに前後の作業の引き継ぎを自分の中でどうやっているか」
といった感じでとにかく一つのことを深堀していけばあなたに心を開くだろう。

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新卒でも中途でも質問力は重要

さて、以上のような質問能力は新卒採用においても、中途採用においても大事だ。相手に興味をだして、深いレベルでの会話ができればお互い満足をして手ごたえを感じるはずだ。たくさん話し切って不満足になる面接官もいないはずだ。
もし話す人がいない場合は、転職エージェントや企業をつかってうまく会話の機会を作ってほしい。

転職エージェントや企業人事は話すことが好きなので質問力に関して質問をしてフィードバックをもらうとよいだろう。
後は転職サイトに登録してみて届くメッセージをみて人事や転職のプロがどういうコミュニケーションをとっているかじっくりみてほしい。
【BIZREACH(ビズリーチ)】は色々な人からメッセージがくるのでおススメしたい。また、typeの人材紹介もコミュニケーションが苦手な人にも丁寧に接してくれた。

再び少しレベルが低い基礎をかいてしまった。

ちなみに質問力の本はあまりいいのはないのだが、下記は名著である。ぜひ読んでほしい。立ちよみ程度でもいいので手にとってほしい。

人を動かす質問力 (角川oneテーマ21 C 171)

人を動かす質問力 (角川oneテーマ21 C 171)

 

 

では。