20代~30代のキャリアを考えるブログ

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中途入社と新卒入社の難易度の違い

中途入社と新卒入社では難易度が異なる企業が多い。そのため新卒入社時は入社が難しかったから中途ではいるのも難しいだろうと思い鼻から諦めていることがある。新卒と中途では採用の目的も難易度も異なることを覚えておいてほしい。

中途採用を採用する狙い

新卒の就活では全然たいしたことなかったやつが中途採用であの有名企業に転職成功できた。という経験をしたことはないだろうか。事実、転職で成功し充実し、これまでとは違う社会人生活を送っている人も非常に多い。

4つに分類して考える

中途採用を実施する狙いを語っても一口には語れないので、外資系のトップ企業、外資系の中堅企業、日系大手トップ企業、日系大手の中堅企業の4つに分けて考えたい。

外資系のトップ企業(マッキンゼー、ゴールドマンサックス等)は新卒採用、中途採用においても人気の企業だ。しかしながら議論は様々あるが中途採用の方が外資系のトップ企業は入りやすい。

外資系企業は長期的に日本に根付いてローカライズしている企業も多いが成果主義であることは否めず短期間で成果がでない人はいらない。

加えて、会社に20年以上勤め上げることを前提としていないため新卒を育てるという意識は希薄である。(とはいえ近年は新卒からコンサルや投資銀行のbehaviorを学ばないと途中からでは身につけるのが難しいということで新卒の段階から採用を積極的に行っているのは事実だ。)

外資系トップ企業の場合、業績拡大や優秀な新卒の穴埋めとして即戦力の中途採用を実施しがちである。トップ企業は新卒のヘッドカウントをしっかりと確保できているため新卒採用自体に困ってはいないが、退職者も多く、特定の知識を有する人が日本からいなくなることもあるため他ファームから採用を実施する。

コンサルであれば若手未経験で新卒時にリーチできなかった優秀層(官僚、医師、弁護士等)への採用もかけている。つまりかなり優秀なポテンシャル層か即戦力となる層を採用目的として中途を実施しているのが外資系のトップ企業である。

即戦力となると日系企業であれ、外資系企業であれ欲する経験さえしていれば格段に入社確率があがる。新卒で行きたかった企業にいけなかったが入社した会社で力をつけて希望の会社に入るということを実現している人も少なくない。新卒に比べて入りやすくなっているのだ。

 

次に外資系の中堅企業(欧州系のコンサルがよくここに該当する)だ。外資系の中堅企業は、新卒時の採用に苦労している。(ビジネスモデルを転換したコンサルのBig4は除く)

そのため新卒でトップファームに逃げられてしまい採用自体に苦労する。

またヘッドカウントが安定しないという面もある。特に欧州系投資銀行では部門ごと撤退したり、新卒切りを行ったりで採用人数や入社人数が不安定のため常に採用に困っている状況がある。

そのような会社の場合は、他社でクビを切られた人や昇進できずポジションを探している人にポジション提供することで入社してもらう。

基本的には経験者を採用する。新卒があまり根付かないため、偉い人を一人連れてきてその人に過去のチームメンバーごと引っ張ってきてもらうなどしてなんとかチームを形成する。この場合、同業転職が多く、同業であれば比較的入りやすい。

 

続いて日系大手のトップ企業だ。三菱商事などの総合商社が中途採用における日本企業において非常に人気がある。日系大手企業の場合、新卒採用で大量に採用しているため基本的に人はたりている。

かつ、10人前後しかとらない外資系企業に比べて新卒の難易度は低い。一方、中途採用の目的としては特定のポジションにおけるスペシャリストを欲しがるため採用人数も少なくクビもない日系企業の待遇を求めて、応募者が殺到する。

三菱商事や三井物産の中途採用の難しさは桁違いであるのが特徴だ。

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総合商社のみならず新卒時に人気の日系大手企業はあらゆる業界で中途で入社するのは難しいと思った方がいい。新卒採用で若手を長期的に育てようとするマインドが強いため中途を受け入れる風潮がなく即戦力舞台としての意味合いも強い。

とある大手企業は報酬形態も通常の新卒組とは分けて中途で優秀な人材を採ろうと考えている。日系大手企業も中途ではいる人は長らく働くものとは思っていないので即戦力としてある程度活躍してもらいチームを育ててもらうだけでよいのだ。

 

最後に、日系大手企業の中堅企業であるがこの手の企業は新卒で苦労すると思いきや、大手だけあって新卒採用もうまくいく。

それでも業界内の順位をあげようとあの手この手で色々な策に取り組むため外部から優秀な人を採用する。

どの業界にも言えるが新しい取り組みを行うために外部から採用するとうまくいかないため試行錯誤をしている。日系大手企業の中堅クラスこそ新しい風を吹かすために新しいことをする可能性あるのでぜひチャレンジしてみてほしい。

新卒で受からなかったから中途で再挑戦したいとの相談

新卒で受からなかった企業に再挑戦したいと相談をよくうける。この手の方には、新卒でなぜ受からなかったかを徹底的に分析してもらうとともに、環境として難しい年だったのか、簡単な年だったかを考えてもらっている。

入社が難しい年に落ちたとして、採用が拡大したタイミングでリベンジしたら受かる可能性もかなり高い。

例えばコンサルティング業界は2010入社は非常に厳しい競争があり、優秀な人が多いといった感じだ。

中途採用に落ちたら

中途採用に一度落ちると、再度受けれないかというとそういうわけではない。良かったが求める経験年数でなかったためその時はお見送りをしてしまうときもある。新卒では横並びなので比較されて落ちた場合は明確に不合格であるが中途の場合は必ずしもそうとは限らないことを覚えておこう。1~2年あけて応募すると再度受かる事がある。

実は法律の関係で求人を出すときに年齢や性別の指定ができないため、おおっぴらに27~29歳の女性を採用したいですとは書けないわけだ。

よって受けてみて実は今回の応募のポジションにはそもそもフィットしていなかったということがある。応募の際に転職エージェントに本当はどのような人を募集しているか聞いてみるといい。

転職エージェントには人事からこっそり要件が決まっていることがある。例えばベンチャー企業でもありがちな早慶以上という募集要項(表向きには書いていないが)に該当しないのに応募しようとするのは時間だけ無駄になるのは明らかだろう。

同じ会社でもしばらくしたら学歴の制限がなくなるということはよくある。

中途採用の状況は複数の転職エージェントに相談してみるとよい。【BIZREACH(ビズリーチ)】に登録することで転職エージェントと連絡をとってみてほしい。

採用難易度について転職エージェントに聞いてみるとよい。入りやすい会社とそうでない会社をエージェントは良く知っている。また複数人に会ってみてすすめてくる案件が同じであればその会社は受かりやすい会社ということでもある。

また直接人事と連絡をとることもできるビズリーチは間違いなくおすすめする。転職エージェントを使わない企業も多いためぜひ活用してほしい。

コンサルに興味がある方は、アクシスコンサルティングを強くおすすめしている。未経験からのコンサル転職へのサポートがかなり強い。ビズリーチと併用してほしい。

エンジニアはForkwell Scoutというサービスも非常によくいい求人が届くようになっている。ITやWEBに興味がある人は必ず登録してほしい。

ぜひよい中途入社を果たしてもらえると幸いだ。今日は以上だ。