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ダイレクトリクルーティング時代において気を付けるべきこと

ダイレクトリクルーティングの手法が最近さらに流行している。大手企業はもとより、中小企業まで導入をしている。ダイレクトリクルーティングを受ける側である、転職者(求職者側)に向けてアドバイスをしたい。

なお、ダイレクトリクルーティングのサイトで一番盛り上がっているのはビズリーチだ。登録すれば、企業や転職エージェントから多くのスカウトメッセージが届き、驚くことだろう。

また、企業からのスカウトに応じる前に、転職エージェントから面談のアドバイスをもらった方が良いだろう。ハイキャリアに強いJACリクルートメントか、日本一の転職支援実績を有しているリクルートエージェントのキャリアコンサルタントに相談するのがおすすめだ。

ダイレクトリクルーティングとは

ダイレクトリクルーティングとは何だろうか。色々定義として言われるところがあるが、わかりやすくいうと中途採用を行う時に採用担当者が直接転職サイトに登録している候補者にスカウトメールを送り選考を行うことだ。

ダイレクトリクルーティングは近年、一気に普及してきた。特にビズリーチの影響は大きい。 元々、米国ではLinkedInが流行しているため、企業の人事が直接LinkedInを見て直接オファーをだすことが増えてきた。

その流れで日本国も直接採用担当者が候補者にアプローチするダイレクトリクルーティングが確立されてきた。

ダイレクトリクルーティングの先駆けは外資系企業

なぜ企業はダイレクトリクルーティングを導入しているのだろうか。業界別に考えていく必要がある。もっともダイレクトリクルーティングに取り組みはじめたのは、外資系企業である。

先ほど米国では導入されているといっていたが、日本オフィスもその流れでダイレクトリクルーティングを導入しろと圧力が来ている。 圧力が来ている背景としては採用費の削減である。日本は転職エージェントを利用して候補者を採用している。

候補者を採用する際に転職エージェントには年収の30%程度を支払うことになる。そうすると、採用フィーが結構かかってしまうため本社からすると採用コストがかかりすぎでないかと言われる。

年収1000万円の人を採用すると、300万円を転職エージェントに支払っていることになり、海外のHRからすると驚きなのだ。 外資系の日本オフィスは本社に何とか説明をしているが転職サイトやLinkedInが日本でも普及していることも相まってか本社からのさらなる採用コスト削減圧力がきている。

よってしぶしぶ日本オフィスのHRもダイレクトリクルーティングに着手しだした。外資系投資銀行、外資系コンサルティングファーム(戦略系、総合系)、外資系メーカー、外資系IT企業がダイレクトリクルーティングに力をいれている。つまり外資系はほとんどがそうだ。

ビズリーチに登録するとわかるが名だたる有名の外資系企業から直接オファーが届くのだ。中には自分の学歴、経歴では届かないと思っていた人にスカウトがきて採用につながった事例がある。

具体的には、トップ大学を出ておらずSEをしていた人に、某有名戦略ファームからオファーがきた。SEの経験を生かしてIT領域のコンサルをしてもらうための採用として雇われたのでいわゆる戦略コンサルとは少し違っていたが有名ファームがそもそもそういった採用をしていることを知らなかったのでよい機会となったのである。

中小企業も大企業もベンチャー企業も導入

ベンチャー企業が真っ先にダイレクトリクルーティングを導入しはじめた。ベンチャー企業は転職エージェントではいい人がとれなかったという失敗を経験している企業も多い。

積極的にダイレクトリクルーティングで役員クラスがビズリーチのデータベースにアクセスして採用を行っている。

それほど採用に力をいれているのだ。 特に資金調達を行い、潤沢な資金がある会社はよりダイレクトリクルーティングへの依存度が高い。決して安い額ではなく、また時間もかけることになるがそれでも自社への理解が低い転職エージェントに任せるよりはよいという判断だ。

また、最近は中小企業も導入しはじめた。中小企業というのは同族経営で親の代から引き継がれた会社である。その会社が積極的にダイレクトリクルーティングで人を採用し始めたのである。

おそらく営業におされて導入下であろう会社も見受けられるが決してアーリーアダプターではない中小企業にも広がりを見せたところには注目する価値があると思われる。 また、大企業も利用しはじめた。

大企業はそもそも中途採用を行っていなかったところが多かったが現在は流れも変わり中途採用がふえた。典型的なのが総合商社だろう。総合商社にはダイレクトリクルーティングはまだ普及していないものの日系大手も採用手法を転職エージェントや自社応募以外にも手を付けだしている。

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ダイレクトリクルーティングを導入している企業

ダイレクトリクルーティングを導入している企業について具体名をビズリーチに掲載されているものを見ると、マイクロソフト、オラクル、リクルートライフスタイル、SAP、カカクコム、ファーストリテイリング、日立化成、三井化学、名古屋グランパスエイト、トリンプといった企業がある。

また、事例掲載できない企業もあるが、ビズリーチに登録するとたくさんの企業から届く。 いい意味でも悪い意味でもこんな企業から届くのかという企業がある。直接スカウトが届くのは非常に魅力的なのでぜひ見てほしい。

ダイレクトリクルーティングでスカウトを受け取るときに注意する点

ダイレクトリクルーティングでスカウトを受け取るときに気を付けてほしいのは双方の手を煩わせないように心がけることだ。

多くの場合がダイレクトリクルーティングは人事が利用しているが、転職エージェントを利用しないため日程調整を自分でする必要がある。 よって、返事があまりに遅かったり、やりとりが長ったらしくなると人事が困ってしまう。そのためできるだけやりとりは簡潔に行うようにしよう。

ダイレクトリクルーティングのメリット

一方で、直接やりとりができているので書類落ちが基本的にはない。応募したくなったらすぐ応募でき、選考にスムーズに入れるのがメリットである。転職エージェントが間にいる場合は非常に時間がかかることがある。

転職エージェントは何社も同時に交渉するためあなたの意向が必ずしも反映されるわけではないのだ。 よって、ダイレクトリクルーティングは比較的志望業界が明確な場合は利用してよい。

また、業界の知識はエージェントか志望業界で働いている友人に必ず聞いておこう。同業転職の場合は、そのまま応募しても問題ない。ただし、ダイレクトリクルーティングで応募する、エージェントで応募するといったことで内定の出やすさに差が出るわけではない。最初の書類選考が早めにいくだけということを覚えておいてほしい。

おすすめのサイト

ダイレクトリクルーティングに関しては、ビズリーチが頭一つぬけでている。LinkedInが海外に比べるとまだまだ日本では普及していないこともあってビズリーチが一強となっている。

また、企業からのスカウトに応じる前に、転職エージェントから面談のアドバイスをもらった方が良いだろう。ハイキャリアに強いJACリクルートメントか、日本一の転職支援実績を有しているリクルートエージェントのキャリアコンサルタントに相談するのがおすすめだ。

IT/WEB業界のエンジニアに限定されるがForkwell Scoutも素晴らしいダイレクトリクルーティングのサイトだ。業界に興味ある方は絶対に登録しよう。

ダイレクトリクルーティングが気になる方は、まずは一度覗いてみてほしい。企業ユーザーとして利用を検討している人にも一度自分が候補者として登録してみたらその様子がわかる。