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優秀な人が少ない業界に転職しよう

転職において、優秀な人と働きたい、フィードバックをたくさんもらえる優れた上司と働きたい、微妙な人とは働きたくないといった要望があるだろう。こうした要望は実にあたりまえで、よりよい人と働きたい気持ちはあって当然だろう。優秀な人が少ない業界に転職しようとはどういうことか解説していく。

優秀な人が少ない業界はチャンス

優秀な人が少ない業界はチャンスだらけだ。意識して優秀な人が少ない業界に行く人は多くなく、むしろその逆だろう。投資銀行業界やコンサルティング業界を考えてみると選考である程度の質が担保されているので、経歴的に見ても明らかにやばいと感じそうな人が入社してくる可能性はかなり低い。

優秀な人と働くというのはトップファームに入社している人を見ていても当たり前の理由だ。では、優秀な人が少ない業界はどうだろうか。

優秀な人が少ない業界は、まだまだ最適化がされていないため、オペレーションを改善するだけでバリューが出せる。飲食店の現場を見てみると、よほど大きなチェーンではない限り、まだまだ非効率さを感じることは多いだろう。

マクドナルドやガスト、サイゼリアなどの現場はすでに改善されつくされているが。また恐らくトヨタの製造現場もカイゼンを長年繰り返してきたことにより改善余地自体は残されている幅は決して多くない。

製造業にありがちがだが、日本の本社/支社はすでに生産効率、稼働率、欠品率の数値が改善されており、改善率でみると進捗は決してよくない。なぜならばすでに漸近線に近づいてしまっているからだ。

一方で、アフリカや中南米の生産工場にいくと、まだまだ改善の余地があるため成果が出しすい。工場まわりだと数値の改善が指標になるため、能力のある人にとっては成果が出しやすい状況にあることは間違いないのだ。

最近は東南アジアも数値が比較的改善がすすんでいるようだが、まだまだ改善の機会にはあふれているようだ。

起業家的な思考をもつ

起業家的な思考をもち、業界を見てみる。大きな市場、トップシェアを狙っていく起業家はすでに多くの優秀な人が参入しており、市場が成熟している業界には参入を避けるのは想像がつくだろう。

飲食、介護といった新卒の優秀層が行かない業界でも企業して事業を成功させようという目論見があればどんどん参入していき新たなイノベーションを起こそうと試みる。

優秀な人と働いた経験のある人は次は違う環境を求める
優秀な人と働いたことがある人はもっと別の刺激を求め始める。優秀な人とだけ働いていると錯覚してしまう。世の中が同僚の水準のレベルで働いてくれると。

例えば投資銀行の出身者であれば、全員がハードワークをしてくれると勘違いし、投資銀行の部門から事業会社の経営企画や財務部に転職した際に仕事がおわっていないのにすぐ帰ろうとする人たちに対して厳しい態度をとってしまう。

このようなことになってしまっては、異業種では転職できない。優秀な人と働いた経験があれば、優秀な人とはだいたいこのようなレベルにあるというのがわかってくるので、次はそうした優秀な人と働くという軸ではなく、自分がどうやったら世の中に成果を出せるかを考え始める。

コンサルティング業界の人で全く違う業界に行く人はそうしたマインドの変化で転職していく人が多い。飲食、農業といったあまり人材が集まりにくいところにいく元プロフェッショナルファームの人材は、事業の可能性や商品が好きだとかそうした考えで動いているので今まで以上に熱をいれて働いてくれる可能性も高い。

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優秀な人と働いたからといって成長するわけではないことを覚えておこう

基本的に優秀な人と働くと、優秀でない人と働くより成長する確率は高い。ただし、成長するには、自分で学び取る力、フィードバックを的確に反映する力が必要なので、これらの能力がない場合は、成長できないのでただ、優秀な人と働いただけで仕事ができるようになったと思わないように気を付けてほしい。

顧客や市場のユーザーからのフィードバックに目を向ける場合が多く、上司のいない起業家が成長しているのは、市場の声やクライアントからのフィードバック(直接言われたものでなくても)を自分なりに解釈し、内省しているからこそうまくいくのである。

優秀でない人と働く場合は、最初からフィードバックを期待せず、市場に目が向くので、市場調査や、顧客の動向を見て、自分自身を改善する力が身につかざるを得ないのだ。昇進していけばいくほど自分を自己客観視して内省することが求められてくるので管理職になって以降の自分自身の生き方には注意してほしい。

一度は優秀な人の基準を知るべきではある

ただし、一度は優秀な人とはどうあるべきかという基準を知ってほしい。簡単な事務処理能力のスピードから、仕事の段取り、会議の取り仕切り方、クライアントとのコミュニケーションをはじめ学ぶべきところはたくさんある。

そのため一度は、こうした基準を知るために優秀な人のもとや優秀な人が多い会社、もしくは、上司がいない起業家の場合は、他の起業家に会社の事例を見せてもらうなど工夫をしないといけない。

自分の中で基準ができないまま井の中の蛙大海を知らずでおわってしまうと、伸びが途中で止まってしまうので気を付けてほしい。

優秀な人が少ない業界への転職か異業種転職が良い

基本劇に、異業種転職はキャリアがリセットされるためおすすめしない。コンサルティング業界への転職ですら事業会社の経験が活かされる場面は決して多くはないため、キャリアリセットになる。

ただし、優秀な人が少ない業界に行く場合、外から人材が入ってきていないため、キャリアリセットになったとしてもキャッチアップして追い抜ける可能性が高い。異業種から来ていない業界だと、その視点はなかったと言われる場面も多い。

もう、今働いている業界が嫌になった場合は、優秀な人材がいない業界への転職も検討してみるとよいだろう。

注意点

注意点がある。それは、斜陽産業に行かないことだ。市場があまりにも縮み始めている場合は、イノベーションを起こすよりもコスト削減に躍起になってしまい新しいことができない可能性があるので注意しよう。

例えば優秀層が就職していない旅行業界は東京オリンピックを背景に観光業全体が伸び始めているのでチャンスである。インバウンド系サービス、EC含め、一定期間伸び続けるもので、優秀な人が新卒で就職していない業界を探して自分で可能性を取捨選択していくとよいだろう。

優秀でない人との働き方について調べておこう

優秀でない人と働く場合、今までの常識が通用しないこともある。簡単なエクセル操作から分析手法を含めて、大学で学んでいなかったのか?と問いたくなる場面もあるが、ぐっとこらえてゼロから教える気持ちをもっておくとよいだろう。

転職先の可能性

ある程度優秀な人と働いた経験値がたまったところで自分の実力を試したいとおもったらチャンスをさぐってみよう。あまり知名度のない業界や企業は採用に苦戦しているため転職エージェントを活用している会社が多い。


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今日は以上だ。