20代~30代のキャリアを考えるブログ

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増えつつある金融業界から人材業界への転職

金融業界は、都市銀行を中心に離職者数が確実にあがっている。パワハラやブラック企業の実態が世の中に広まったことから、自分がはたらいている金融や生保はおかしい会社だと気づき転職の行動に移す人がふえてきた。転職先として人材業界が増えているのでおすすめしたい。

金融業界を辞める若者

金融業界を辞める若者が増えていると冒頭で述べたが、金融業界は古い慣習が残りすぎている。行き過ぎた紙文化、スーパー年功序列主義、忖度文化という慣習が全く変わっていない。総合商社は幹部に若手の抜擢や、積極的な中途の受け入れ、研修でどんどん海外に行かせるなど、時代に合わせて変化している。

一方、銀行はいまだに殿様商売で、ビジネスモデルの開拓をするつもりもなく、幹部は出世することだけを考えて社内でしか通用しない能力をせっせと身につけている。いうまでもなく情報が広がった現在では、こうした状況に絶望して辞める若者は正常だ。

よほど優秀な上位5%の人は会社から優遇されるので辞めないが、90%近くの人は辞めたいと思ったこともあるだろう。いまだに謎の学歴主義もあるので、東大法学部卒でかつ、仕事もできる人材でなければ金融業界にいる意味もない。

なぜ人材業界が選ばれているのか

転職先として人材業界が選ばれている。大手人材会社(特に転職領域)のキャリアカウンセラーや法人営業の職に転身する人が多い。人材業界は、転職者が増えていることから大変潤っている業界の1つだ。金融業界からの転職者は人材業界にとって素晴らしいお客さんの1つであることも間違いない。

人材業界は、成果をあげやすく、かつ、人の人生に良い方向に関わるので、金融業界出身者はやりがいを感じやすい。

売りたくもない金融商品を売る事から解放されて目の前の人に良い価値を提供できるようになるのだ。素晴らしいことだと思わないだろうか。

人材業界の良さ

人材業界の良さは、様々あるが、がんばり次第で努力が報われることだ。金融業界と比較して、エリート人材の比率は低い。学閥主義の金融業界に比べて、人材にはたたき上げが多く、成果次第で出世できる。頭を使って仕事をしたら必ず報われるような仕組みになっているのが人材業界のよさだ。

人材業界に入ってみたら、工夫をして、日々トライアンドエラーで成果があげられるようになるので、仕事の面白さを実感しやすい。優秀な人の比率が金融業界よりも低い分、努力が目立ちやすくなるのだ。金融業界出身者は愚直な人が多く、アドバイスを実行したら人材業界で成果がでやすい。

クレームの少なさも人材業界の良さの一つである。金融商品を個人に売りつけて、値下がりした際にクレームを言われる必要はない。もちろん金融商品の買い手はリスクに納得したうえで、契約しているが、それでも文句を言ってくる人がいるだろう。人材業界は、文句をいう人は金融業界に比べて少ない。

人材業界と金融業界の共通点

人材業界と金融業界の共通点としては、無形物を扱い、ノルマを競う点だ。金融業界ではチームプレーが求められる、投資銀行業務およびバックオフィスをのぞくと、基本的には行内、社内で競争を強いられる。形のない金融商品の販売を個人や法人に行い成果を競う。

人材業界も、人の転職という無形物を扱うので、BtoCのモノの販売ビジネスよりも金融ビジネスに近い。若干強引なこじつけではあるが、実際に、金融業界出身者は人材業界で活躍している。他の理由として、金融業界出身者は自分が思っている以上に正確に作業ができるので、人材業界では重宝される。

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学歴も活きる

金融業界出身者は高学歴であることが多いだろう。高学歴ほどキャリアに悩みがちで自分と似たようなバックグラウンドの人に相談したい。先に述べたように金融出身者の転職相談が急増中なので、学歴のあるキャリアカウンセラーが相談にのると安心される。

もちろん人材業界は、学歴で決まる要素は金融業界よりは低いので、実力を身に付けないといけないが。

具体的な企業

具体的な企業としてはリクルートキャリアやパーソルキャリアをおすすめする。転職市場として、日東駒専クラス以上はリクルートキャリアに流れているので、転職先としてもいいし、年収も若いうちで年収500万円は超える。また、パーソルキャリアはテンプグループになったことでワークライフバランスがかなり整っており、働きやすい環境が非常に整っているのが特徴である。

その他、パソナキャリアやキャリアデザインセンターなどがあるが、まずは、リクルートかパーソルキャリアをすすめる。英語ができる場合もJACリクルートメントで働くのもよいが、より大手のほうがよい。

とりあえず、転職を考えている場合は、自分が求職者として行ってみて信頼できる人材会社を選ぼう。

人材業界で活躍できる人

人材会社で活躍できる人は、愚直に行動できることだ。キャリアカウンセリングは数をこなして、改善、修正をかさねて、成長をしていくと成果がでる。人材会社はさぼろうと思えば割とさぼれる仕事なので、一生懸命やる人とそうでない人で大きな差がつくので、がんばろう。

また、人材業界は若くして成果を出せるので修行していくとよい。ちなみにRAとCAという形で、法人側の営業と、個人の転職面談という2つの役割にリクルートやパーソルキャリアはわかれている。どちらが向いているかは転職の際に考えよう。

人材業界のアップサイド

人材業界のよさは、独立してお金を稼ぎやすいことだ。人材紹介免許さえ取得したら、独立起業できる。人材業界は独立していく人も多く、既存の顧客を使えばいいのでやりやすい。原価もかからないので、ローリスクである。

年収数千万円稼ぎだす人も少なくない。年収1000万円の人を年収30%のフィーで転職させたら300万円手に入る。1000万円じゃないにしても、10人を年間転職支援したら確実に年収1000万円は超える。経費がかからないため売上が利益に近くなる。

一方で、数億円の年収になるかというと個人のままでは難しく、転職エージェントを雇用してマネジメントしないと年収億単位へはいかないのでその点は注意しよう。

転職をするためには最初のアクションを早く

金融業界でストレスを抱えてはたらいているなら、早めに転職活動をしておこう。ストレスは体をむしばむので、転職をして早くストレスから解放されてほしい。金融業界は向いていないと自分で思ったら、殆どの場合向いていない。よって他業界に動こう。今回は人材業界をすすめたが他の道もある。

まずは、ビズリーチに登録して転職の機会を探ろう。人材業界に興味があればリクルートエージェントにそのまま登録してもよい。

また、金融業界からコンサルティング業界の転職も多いのでアクシスコンサルティングを利用してコンサル転職の相談をするのもよい。

今日は以上だ。